あとがき=さきよみ

あとがきの構成まで凝ってます

熱沙奇巌城―魔大陸の鷹シリーズ (ノン・ノベル)を読破
これぞエンタテインメントの極地。
あるいは、生粋のバカの為せる技か(褒め言葉
ようやく時代が赤城おろし毅に追いついた!
今回の幻のデビュー作の復活劇に驚きました。
しかし、つよポンの腕は鈍っていなかった。
次々と不幸に見舞われる主人公・伊集院従吾の振り回されっぷりは天下一品。
魔大陸の鷹の世界では常識は一切通じません。
一般論で反撃を試みて、秘境冒険の道を断ろうとする伊集院従吾の必死さが読者に伝わってきます。
このアガルタの秘宝シリーズは、どんな展開で進むのかな?
いずれにしても毎回のお約束、伊集院従吾の逃走劇は入れて欲しいもの。
そして凍れる密林―魔大陸の鷹〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)に登場しなかったアノ人物の復活はあるのか?
万能執事安藤さんの新たなる特技披露は?
大木戸三蔵博士の秘密兵器は出るのか?
作者つよポンの趣味爆発の世界で、伊集院従吾はどんな苦労を背負い込むのか?
これからも新刊が出る度に買って笑いながら楽しみたい一作になる本です。


赤城毅の本を愛する人は、はてなダイヤリーにも居ました。
書痴の歳時記
やはり赤城本を読む人にとっての重要な事は「あとがき」であって小説の中身は2の次
との認識は同じでした。そして、あとがきの無い最近の作品に不甲斐なさに嘆いています…
何故、つよポンがあとがきを書かなくなったのか?
の答えが『書痴の歳時記2月11日のコメント』で教えてもらいました。

サイン会であとがきの執筆を直訴した人が居たけど
「編集者から中止命令が出てるから書けなくなった」
と、つよポン本人が告白した

しかし想像してみて下さい。
赤城おろしファンの80%は、魔大陸の鷹からの冒険小説&あとがき好きの男子でしょう。
泣かせ演出の帝都探偵物語が好きな淑女がたには、グッと堪えてもらって
娯楽に満ちたあとがき作家として第二の飛躍を目指しましょうよ!
ネタバレを気にしながら、書評を論ずるのは面倒臭いです。
また、いくらブログで熱く語ったとしても、売り上げが伸びるとは思えない…
しかしですよ!
はてなダイヤリーで、あとがきが面白いとの噂でも立てば

どれどれ、一体どんなあとがきを書いているのか、立ち読みでもしてみようじゃないか

との紳士がドレほど居る事やら。
初期魔大陸の鷹は

それにしたってキャラ立ち過ぎ

の帯で、一躍人気を獲得できたんです。
今回の魔大陸の鷹第二部では

それにしたってあとがき面白過ぎ

を合い言葉で、ブログ界を席巻している未来が見えます!
全国には秘境探検小説好きがまだまだ眠っていますよ。
彼らを叩き起こすカギはあとがきと見た!
寝た子を起こすほどのガツンとしたヤツの執筆お願いしやすゼ!旦那。


と、あとがき論を熱く語りました、今まで赤城おろしの作品を読んだ事の無い人には伝わらないだろうな
現在新刊書店に並んでいる本は、あとがき無しバージョンしか無いので…
つよポンのあとがきが読みたい人は、古本屋で探すしかないという現状。
しかーし、みなさん聞いて欲しい。ついに勇者が立ち上がりました!
dodomekiさんの『赤城毅のあとがきを語る
つよポンのあとがきのみに狙いを絞って、そのダイジェスト版を書いてくれました。
一気に読みふけると、当時の事を思い出して爆笑。
小説の中身は殆ど忘れてしまいましたが、あとがきの詳細は覚えていた自分に拍手を送りたい。
一度読んだら忘れられない浪漫チズム溢れる赤城毅の小説をもっと多くの人に知ってもらいたい。
否!
一度読んだら忘れられない個性爆発の赤城おろし毅のあとがきをもっと多くの人に知ってもらいたい。
この両輪がガッチリとハマった時に、つよポンの名は天下に轟くでしょう。
今までに何人の男子が、つよポンの新刊を手に取ったものの
あとがきがない事を嘆いて元の場所に戻した事か…
灯台の如き燦々と輝くグ〜タラ日記あとがきの復活で男性をトリコにして下さい。