あとがき全集まで、あとわずか

あとがきは独立した読み物である

正月気分も抜けやらぬ昨今
さらにおめでたいニュースが飛び込んできましたよ!
とある作家秘書の一日』より
赤城おろし毅のあとがき本の予定があるとか。是非お願いします。

青鱗館の恐怖  帝都探偵物語 (カッパ・ノベルス)

青鱗館の恐怖 帝都探偵物語 (カッパ・ノベルス)

ずいぶん前に読み終えてたけど、感想を書くのをすっかり忘れてました。
木暮十三郎の原点回帰と言っても良い感じの仕上がり。
今回は、借金をこさえて仕方なく仕事を引き受ける訳ではないですが
木暮十三郎の天賦の才覚が十二分に発揮された作品になっていますよ。
要らぬ浪費根性によって一行が遭難。
またしても一文の得にもならない難事件に遭遇しウロチョロしている内に
事件の方から解決していくという王道スタイル。
この手の探偵小説ってのは、金田一耕助の時代からコナンに至るまで
事件の関係者はミナゴロシって相場は決まっていますからw
そして今回の目玉人物は、八槙博士でも黒衣の花嫁でも有りません。
赤城おろし毅の分身と思われる「八槙忍」の存在ですよ!
木暮十三郎の負の部分を全て請け負っていて、切羽詰った男NO1
あとがき執筆を依頼されて逃げ惑うが如くの八槙忍の迷走ぶり面白い。
次々とハマってはいけないワナに、ことごとく引っ掛かっていく様は
まさに、つよポンVS野バナシ女史のノリを、本文でやってのける快挙!
もうあとがきのみの作家とは言わせないw
最近の木暮十三郎は、成金趣味に走って博打と金策に追われてなく寂しい思いをしていましたが
ようやく楽しめる展開になってきましたよ。
次の執筆があるのなら、バー原罪の髭モジャのマスターの登場をお待ちしております。
トミーガンこと、トンプソンマシンガンは執事の安藤さん専用武器になってしまったので
新しい武器を登場して欲しいな。狙撃銃や、手榴弾とかの火薬系でも可。
久し振りにドンパチあり、カーアクションありの派手な作品を待ってます。
森南礼乃さんのドライブテクも発揮して欲しい。


今回の小説で残念に思った点はただ一つ。P213の挿絵。
展開的には予想される絵ではあっても、文章を読み終えるまでは
この絵は見たくは無かったな…
衝撃の展開を読んだ後に、ページをめくるとP213の絵が来ると嬉しいけど
それだとタイミングが合わない事もあるので、難しい所だなあ
あと執事の米倉は、もっと悪いヤツでも良かったかも。
赤城おろし毅八槙忍と一緒に、物語をしっちゃかめっちゃかに掻き混ぜて欲しかった。
改心なんて要らぬのです。バカはバカなりに突っ走るその心意気が素敵w


「あとがき」ができるまで
誰も知らないと思うけど、つよポンは知ってて名付けたんだろうな
黄縞ガッパノベルズ編集長は、きっと『大怪獣ガッパ』並に凄い人だろうw
つよポンは特撮映画も好きそうだからな〜
インドの山奥でダイバダッタの魂を引き継いだ小囃子氏はレインボーマンの事でしょう。
こんな素敵な主題歌の特撮ヒーローですよ

色んなネタを仕込んで、あとがきフィクションの執筆に励んでもらいたいです。
そして、今年の夏にはコミケ赤城毅の「あとがき本」が発売される事を祈ってますよ!
出来れば通販してもらいたい。とても東京までは買いに行けそうに無いので…
単行本の帯にある応募券を送ると抽選で100名に当たる懸賞でも良いです。
こうすれば、あとがき執筆が赤城おろしさんの収入に直結しますよ。
今年は2月に魔大陸の鷹の完結編も出る事だし、このペースで行くと夏までには3冊出せるかな?
3冊の応募券を集めたら、もれなくプレゼントってのはどうですか?