波乱万丈孕石一族
『シグルイ』11巻を購入。定価580円(税込)原作・南條範夫 漫画・山口貴由
発売されて大分経っちゃったけど、ようやく感想を。
虎眼先生の死から落ち込んできた内容も、別の領域から盛り上がりを見せる内容に変化。
ただの仇討ち御前試合から、もう一波乱する漫画になるのかな?
- 作者: 山口貴由,南條範夫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2008/08/20
- メディア: コミック
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シグルイの良心である、武家を体現する孕石家の滅亡を描いた一冊にしたかったのかも。
果し合い編から活躍し始めた、孕石親父と息子の雪千代が己の面子をかけて滅び行く美学を見せてくれました。
思えば10巻でこんな事を尋ねたいたのは、今回の複線だったんですね。
これを11巻の巻頭と巻末に挟むために、あえて中盤は本筋とは別のガマ剣法編を挿入したのでしょう。
ガマ剣法の醜さが、より孕石家の凄惨さを引き立たせてくれています。
12巻では、どんな構成になって読者を楽しませてくれるのかな?
虎眼流の話は、ひとまず脇に置いておくとして
今回の主役である、船木流の豪放さは素晴らしすぎましたよ。
これは一瞬で殺してしまったのは惜しいくらいの一族だったなw
可憐なる抗議は登録しようと思っていたけど、なかなか良い文章が思いつかずに放置したままだ…
早めに登録完了させないとダメだな…
今の所ガマ剣法の続きは描かれていませんが、虎眼先生より凶気に満ち溢れている
舟木一伝斎と屈木頑之助の果し合いもぜひ見たいです!
でも、頑之介を討つのを虎眼流に頼む訳はないだろうから、他に凄い流派を登場させるのかな?
今の所、シグルイの良心となっているのは星川生之助が生贄に選ばれそうな予感。
最後に、REDに掲載されたカラー扉絵を
剣先まで載っている雑誌バージョンの方が格好良いな!