青空にとおく酒浸り（タイトルかわりました）

先月創刊されたばかりのコミックリュウ第２号。
公式HP『月刊ＣＯＭＩＣリュウ』は、２号目にして更新ストップという異例の速さで滞る。
本当にこの雑誌で連載した作品は、単行本化されるのか？
定価４２０円で何号まで持つかが不安になってきた。
そんな空気を敏感に察知したのか「MMリトルモーニング」安永航一郎は
漫画のタイトルを２回目にして変更。
青空にとおく酒浸り
安永イズムの本領発揮である。
スネ毛に、貧乏長屋。台所のコンロが、マッチで火をつける旧式タイプ。
フスマの上の欄間？にはペナントやら煙草の空き箱が飾ってあったり
TVも旧式でチャンネルをまわすタイプで、上にアンテナを直に設置するタイプだ。
この漫画の唯一の救いが、外出する時はズボンとシャツを着て出かける所かな。
一応パチプロみたいなので、パンツ一枚で近所を出歩くって事はない模様…
表札には、半崎オレ・母親・兄姉・小朝・妹弟の５人分の名前が！
その内に雑誌が軌道に乗って、安定した連載が可能になった頃に
小朝が４歳の時、炎天下の車内で放置された頃ぐらいから家を出て行った
妻一味の名前や顔が判別するでしょう。
これはきっと、菊川肛司一家に続く、涙なくしては読めない家族の物語になるのでしょう。
どうか全容がはっきりするまで、連載雑誌が続きますように〜


今回の「青空にとおく酒浸り」があまりにも濃い内容だったためか
それを少しでも中和しようとして、前後に可愛い百合系漫画
ひなぎく純真女学校・「酒浸り」・ちょいあ！
と挟んで掲載したものの、いくら上質のパンで挟んでも
中身がシュールストレミングスなら、１０メートル先からでも異臭が漂ってきそう…
せめてアンチョビ級の珍味を期待して連載を依頼したのに
こんな漫画が仕上がってくるとは思いもよらなかったでしょうね。
まあ雑誌自体もドリアン並の匂いを放っているので、ちょうどバランスが取れて良いのかも。


２号目にして、読める漫画がグッと減ったのは如何なものか。
ドリームバスター。子はカスガイの甘納豆。REVIVE。の３作品と４コマ３作品が面白い。
あとのは、良く判らないし着いて行けてない…
もう４・５ヶ月読めば全体像が掴めて面白くなるのかも知れないが
そこまで雑誌が続くかどうか判らないからな。
次号から福井晴敏原作の漫画が始まるけど、どうせなら作画は横チンこと
横山仁さんに頼めば良いのに。彼の血のりは天下随一ですよ。
発狂の赤とは、横山仁の事だ！


あと巻末のリュウの巣に葉書が採用されました。
アンケート葉書の隅に書いた言葉が載っただけだけど。
葉書は出してみるもんだね。何かもらえるのかな？
面白いコーナーでも出来たら投稿してみたいと思います。
今が穴場ですよ！何がもらえるか判らないけど…
『問題ラジオアクティヴィティ』の方では採用されるとTシャツが貰えるみたいですが。