まこと広うなり申した

神速を生み出したる二本の指

チャンピオンRED』を購入。
今さらながら気付きましたが、この雑誌で単行本まで買っている作品が1本しかない…
新しく始まる漫画が、ことごとく趣味が合わない。
そんな中、連載開始当初からハズレのない面白さを誇っているのが
シグルイ 3 (チャンピオンREDコミックス)
今回の話で、初めて「残酷」とは趣が違う「空しさ」を見出しました。
その「空虚」の中に、熱くて濃い「仁義」が流れていたとは!
今月の第二十一景「虎子」を読んだ後に、先月号の第二十景「当道者」を読み直すと
色んなコマに、今月号への伏線が張られえている。それが、今日の写真→
天井にぶら下がる時、人差し指と親指ではなく
あえて難しい、人差し指と中指で掴むのは、日々鍛錬していた賜物なんでしょう。
一体何の鍛錬かは、今月号を読んでのお楽しみを。
虎眼流の要である特殊な握り「流れ」
その「流れ」を、藤木がさらなる一歩の進化を加えた「藤木流れ」
最終的には岩本虎眼が編み出した「星流れ」
伊良子仕置きの際に、門弟全員が目隠しをした理由が分りました。
内弟子まで登り詰たる門弟は、相手の技を一度見ただけで
その技を盗んでしまう眼量を持っているのか。
そういえばシグルイ 2 (チャンピオンREDコミックス)で、藤木が舟木兄を「流れ」で倒した時
向かいで舟木弟と退治していた伊良子が、その一瞬の技を見て盗んで
次の回では「流れ」を自分のモノにしていたからな。
そして伊良子を打ちのめした「藤木流れ」をしかと脳裏に焼き付けて
自分のモノにした男が門弟の中に一人。
藤木と彼は、まさに兄弟の契りを結んだかの様にお互いを鍛え上げて行ったんでしょう。
この男泣きに勝る涙なし。


シグルイ以外で読んで楽しい漫画は
降魔伝手天童子 3 (チャンピオンREDコミックス) Junk 1―Record of the hero (チャンピオンREDコミックス) 聖闘士星矢EPISODE. G 〈2巻〉
と「バキ外伝・疵面」「まんがケモノ道」ぐらいかな
読み飛ばす作品が増えた。一応目を通しているけど、可もなく不可もなく。
読み込む作品が少なく、まこと広うなり申した…