新感覚!横置き単行本

石井あゆみ先生のサイン

信長協奏曲』2巻を購入。定価460円(税込)
今まで有るようでなかった気がする、横置き型表紙が斬新です。
この単行本だけは、縦に平積みするのではなくて
多少場所を取るかも知れないけど、横に置いて貰いたい一品だ。

信長協奏曲 (2) (少年サンデーコミックス)

信長協奏曲 (2) (少年サンデーコミックス)


タイトルを横書きにするだけではなく、オビに隠れていた作者名まで横置き仕様対応になっている事に気が付きました。
最初、表紙が発表された時は、雑誌の見開きを使いまわしただけなのか…
と少しショックを受けましたが、見開きを表紙に使いまわしたんじゃなくて
最初から、横置きにする為に描かれた一枚の絵を雑誌に載せる為に仕方なく見開きを使ったのかも知れない。
こんな斬新な単行本表紙を見たのは初めてですよ。
オビの文字も、横置きにする為にあえて横書きにされているし。
近所の本屋では入荷数が少なかったので、棚に刺さっていた状態だったけど
大手書店で平積みされている時には、ちゃんと見やすい様に横置きされているのかなあ
さて、2巻の感想はというと、信長立身出世絵巻としても楽しめるだけではなく
サブローのタイムスリップ編にも動きを見せていて、信長目線・サブロー目線の両方から楽しめる仕上がりでした。
ある日突然、戦国時代に連れて来られたのはサブローだけではなく、長井のおじさんも現代からのワープ人と判明。
しかもワープしたのが平成6年秋と明記されてました。この年に何か地球規模の異変でもあったのかな?
と調べてみたら、北海道東方沖地震が10月に起きていたみたい。
その地震の影響で、戦国時代にワープしたのかも知れません(憶測)
戦国時代に流れ着いてから30年も大名として生活している事も話していたので
サブローみたいに途中で入れ替わったのではなく、最初からコツコツのし上がって来たんだろうな。
30年過ごしたと言う事は、娘や息子は元から居たのではなく、実際に血の繋がった子供なんだろう。
信長の血縁者は父親と弟が登場済みですが、サブローは途中から入れ替わったので彼らとは血縁関係はありません。
まだ、帰蝶との子供が産まれた様子は描かれていないので、サブロー的には早く現代に帰りたいんだろうな
どの時点で、サブローの子供を登場させ、戦国時代の武将として生き抜いていく覚悟を決めるのかな。
そしてその覚悟を決めた時に、現代へ帰れる方法が判ったらどう行動するのかが楽しみだな。
長井のおじさんの思いを現代に届ける為にタイムスリップする方法を選ぶのか。
それとも、新たなるワープ君と出会い、その人に思いを託して信長として生きる道を選ぶのか…
単行本1冊に、信長目線とサブロー目線との2本立て進行をこれからも続けてもらいたいなあ
この2巻で新しく仲間になった人物は弟・信行の家老だった鬼柴田さん。
まだ鬼っぷりは発揮されてないけど、いずれ活躍する日が来るのかな?
あとは、活躍するかどうかは判らないけどお転婆でラブリーな幼女お市も初登場です。
3巻では、お転婆幼女からお転婆娘に成長してます。
仲間ではありませんが、将軍義輝から刀を貰いましたが再登場はあるのでしょうか。


最後に雑誌で掲載されたカラー原稿を取り込んで置きます。
単行本の巻頭カラーはゲッサン2月号の表紙です。
タイトルロゴや宣伝文がいっぱい書かれていたので、絵のみで見るとまた違う魅力が溢れているなあ
ゲッサン 2010年 02月号 [雑誌]
修学旅行編のカラー絵はこんな感じです。


続いて、桶狭間編のカラー絵&単行本表紙の元絵


石井さんの繊細なカラーは裏写りするので取り込みにくいと言う事が判明しました…
色調補正しすぎたら真っ白に飛んじゃうので、次の巻頭カラーの時は和紙に印刷して欲しいくらい!