BM+ELEL+夜刀神島=ワルタハンガ

未確認生物パニック巨編

藤澤勇希さんの『ワルタハンガ〜夜刀神島蛇神伝〜』1巻を購入。定価580円(税込)
連載開始時には巻頭カラーで始まったので、雑誌を購入して読んでいましたが
しばらくすると、特別付録企画が始まり雑誌が紐縛り販売になった為に
立ち読み出来なくなってしまったので、ようやく単行本で読める様になりましたよ!

今回の連載は、お遊びなしでガンガンと危険レベルが高まっていて緊張感バツグンですね。
これまでは、忍び寄る恐怖と壊れ行く人間達を描いた漫画が多かったですが
ワルタハンガでは、選び抜かれたオタクエリート達が、初っ端からカッ飛ばしていて気持ち良いなあ
ツチノコ捕獲ツアーと銘打って集まってきたのが、どいつもこいつも殺されたらスカッとするだろうな〜
っていうザコキャラ臭がする顔が揃っていて笑いましたよ。
これまでの藤澤漫画なら、そんなザコキャラでも見せ場を作ってくれていて
ありとあらゆる無理難題を主人公らに押し付けて、嫌なヤツさ加減を醸し出してくれていたのですが
このワルタハンガでは、嫌なヤツっぷりをアピールする隙もないまま、次々に似非ツチノコ達の餌食になっていって驚いた。
まだ1巻では、ツチノコ達の全体像は明らかになっていないけれども姿を見せぬまま、次々と捕食していってます。
ただ単に人間を食い散らかす国産BMみたいなヤツだけじゃなくて、人間の体を乗っ取るエレルっぽい働きするタイプも居るみたい。
夜刀神島は、モンスターパラダイスと化していて、今まで藤澤さんが創造して来たキャラが総出演する
藤澤漫画の総決算な仕上がりになってくれそうです。
それぞれのキャラクターが、ツチノコを捕まえて富と名誉を手に入れる!
というギラギラとした野望が眼光に潜んでいるのが、読んでいて楽しいからなあ
死を恐れずに威勢良く島中を駆け回るツチノコハンター達が、逆にツチノコ達からハントされて
怯え逃げ惑う所から、本当の展開が始まるんだろう。
1巻最終話が、ちょうどそのターニングポイントになりそうです。
突っ走る事には定評があるオタク達ですが、逃げ惑う時はお互いに足の引っ張りあいになるんだろうな。
全滅させるのは簡単だけれども、そうなると漫画が終わっちゃうからな…
ツチノコ捕獲ツアーは10日間の長丁場が予定されているので、最終日までは何とか10名くらいは生き残って欲しいけれど
この調子で進むならば、片手分生き残るのが精一杯だろうな。
どうなるのかさっぱり予想が付かないけれども、なるべく死人が出ない様に頑張って貰いたい。
これまでは、いくら死んでも新しい登場人物が続々出てきてくれたけど
ワルタハンガは無人島なので、新メンバーが加わる可能性は限りなく低いからなあ
死に行く姿で楽しませてくれるのではなく、生き抜く大切さが学べる漫画になってくれます様にw
単行本は1巻に8話収録という事で、隔週漫画なので2巻が発売されるのは4ヵ月後である5月になりそう。
今回読んだ分は、ある程度立ち読みしていたから展開は予想できたけど、これから先は未体験ゾーンです。

キャンプ2日目にして 参加者30名中 13人が行方不明だと…

2巻の〆ではどんな台詞が書かれているのだろうか。
最後に、新連載時に買ったプレイコミックからカラー部分をどうぞ


2話目


2巻発売分にはカラーページはあるのかな?
ずっとチェック出来てないので詳細が判りません…