勝手に2009年シネマグランプリ

もうこのHPも見れなくなるのか

アシッド映画館の復活がなくなり、閉館が決定したので
今年見た映画の感想を送るあて先がなくなりました…
という事で、今日は見た映画でベスト10を発表しようかと。
懸命な閲覧者ならお分かりでしょうが、今年は10本も映画見てません…
1位 エスター

エスター [DVD]

エスター [DVD]

ビデオの発売日が決定しましたので、是非とも皆さんに見て貰いたい1本です。
本来なら、この映画への熱い思いをアシッドにぶつけて
ベスト10は無理だろうけど、50位まで食い込んでHPにエスターの文字を刻み込みたかった!
この映画を紹介して熱く語れる場所は、アシッド映画館以外にはありえない。
せめて本放送が11月まで続いてくれていれば、きっと紹介してくれただろう。
エスターの笑顔と残忍さ。さらには自分の身を削ってまで、母親を追い出そうとする執念は凄まじい!
そしてラストの驚愕の真実にはおったまげましたよ。
何処かの団体がエスター役のイザベル・ファーマンちゃんに賞をあげるべき。
12歳(映画撮ってる時は11歳かも)で、こんな業深い演技をする女性は居ないですよ!



2位 吸血少女対少女フランケン
吸血少女対少女フランケン BLOOD STAINED EDITION [DVD]

吸血少女対少女フランケン BLOOD STAINED EDITION [DVD]

今年もKAVCに、素晴らしきB級ホラー映画がやって来ましたよ。
この映画を知ったのは、劇場前に貼られていたポスターを見て鑑賞しに行った訳ですが
まさか、こんなにB級でしかも片腕マシンガールの井口監督のお仲間が撮った映画だとは知らなかったな〜
井口映画から下品さを取って、笑いをアップさせた非常に見やすい映画ですよ。
悪魔の毒々モンスターを楽しめる人だったら、諸手を挙げて大絶賛する事間違いなしの1本。


3位 ラースと、その彼女素晴らしいリアルファンタジーですよ。
エスターと同じくらい驚きに満ちた映画でした。
黒川裕生さんの紹介記事』を読んだだけで、この映画を鑑賞しに行ったのですが
予想を裏切り、期待を裏切らない上出来の一本に満足しましたよ。
リアルドール(ダッチワイフ)が彼女となった、ヒゲ面のラースさんが主人公とどんな映画を想像しますか?
巷で話題の「空気人形」(未見)系の映画だと思うじゃないですか!
それとは正反対の方向へ進みながらも、目を離せないストーリー展開が実にお見事。
紹介してくれた黒川さんに感謝したい!
今年の4月くらいから黒川さんが映画専属から外れて、他の仕事を始めたので
映画紹介の記事からマニア映画が少なくなったのが寂しい…
なのでシネリーブル神戸へ全然行けてないです。早く会員証の更新に行かねば!


4位 ホルテンさんのはじめての冒険
ホルテンさんのはじめての冒険 [DVD]

ホルテンさんのはじめての冒険 [DVD]

この映画も、タイトルと予告編からは想像できない内容だった1本。
普通に考えたら、電車の運転手であるホルテンさんが定年を迎えた最後の日にうっかり寝坊してしまって
大慌てになりながら、電車を追いかける物語になるのかと思いきや
うっかり寝坊する。までは正しいのですが、大慌てにもならず、電車を追いかけたりもしませんでした…
ですが、全く予想できないストーリー展開からは目が話せずワクワクしながら見入ってしまった映画です。
これまた映画を見てくれ!としか説明出来ない自分の力量が腹立たしいですが、見て損なしの1本。
アシッドの掲示板でも、こっそり感想を書いたら少しは反応があったので
ベスト40位辺りにノミネートされて欲しかった映画です。


5位 イングロリアスバスターズ
第1章の地味な尋問シーンは、グダグダだなあ
と気を緩めて飽きそうになった所で、床下の秘密が明らかになり
さらには、英語で話していた理由も判明して一気に盛り上がってきましたよ。
これは神懸かり的な演出だ!
個人的には、ユダヤの熊はいただけなかったな。
熊と名乗るのであれば、1発で仕留めて欲しかった。
バットが根元から折れて背中にブチ刺すくらいの凄みがあったら最高でしたが
多分、持ってきたバットが1本だけだったので大切に使っていたんだろうなw


6位 南の島のフリムン
色々と凝った演出の映画が公開される中で、基本に忠実なコメディ映画を久しぶりに見ましたよ。
このバカさ加減は、パワーアップせずに低予算のまま毎年続編を作って欲しいくらいの1本でした。
ただ、ガレッジセールゴリという看板があった為か、非常に大規模での公開となってしまい
それが仇となりコケてしまったとの噂を耳にしましたが、本当の所はどうなんでしょうか?
周星馳が大監督となって、大きな映画しか撮れなくなった現状では
ゴリさんが撮る低予算下ネタ&パロ映画は、B級映画マニアとしては唯一の希望です。


7位 クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国青空侍以来、マニアの皆さんのしんちゃん熱は醒めてしまったのかな?
時間が有ったので久しぶりに劇場に見に行ったのですが、素晴らしい出来栄えでしたよ!
何が素晴らしいって、そのおっぱいの完成度です!
ボスとの一騎打ち前に繰り広げられる、スケッベ団の面々によるおっぱい音頭は圧巻。
女性団員が両手を挙げて腰をくねりながら踊る所はアニメ史に残る1シーンだと思ったけど
カスカベ野生王国のおっぱいが良かったという感想は全然聞かれないのが寂しい…
3月頃にテレビ放送されると思いますので、ミュージカル調で踊るシーンは是非ともご覧下さいませ


8位 2012
この映画は面白かったけど、家族愛のシーンをばっさり切って
90分間息をも付かせぬアクション連発だったのなら、評価はグンと上がりますよ。
バカな冒険野郎がヒャッホゥと叫びながら逃げ惑う映画だったのなら2位に食い込んでいたかも。
この映画で評価すべき点はアメリカがちゃんと沈没した所にあると思う。
殆どの地球滅亡映画では、アメリカが頑張って地球の危機を防ぐのに
今回はなすすべなく壊滅しちゃったからな。
映画業界的に裏読みするなら、ロシアと中国の経済発展を支える為に彼らがみんな良い人に描かれている点かな。
これまでは悪役一筋だったのに、金融恐慌後に元気があるのはその2国だけだからな。
また男らしい死に方をするロシア人に会えるかな?
ロシア訛の英語は、日本人が聞いても訛っているのが判って良かったw
エンジン・スタァトォ


ワースト1 ドラゴンボール・エボリューション
吹き替え版で見たら、そこそこ面白かったけれど
ラストバトルでの横っ飛びかめはめ派はさすがに大爆笑してしまった。
どんなにグダグダなハイスクール映画をやっていても、アクションはCGだから見れるモノだろうと油断していたら
最後の最後で、とんでもバトルをしちゃったからなw
アメリカ人が面白いと感じるバトルはアレなのかよ〜
2・3と作る予定みたいだから、これから先の成長に期待してますよ。
きっとどこかで裏返って、まともな映画になってくれるはずだw