怖い!思いは時に壁を貫く!!

秋田書店の聖地に認定

週刊少年チャンピオン』48号を購入。特別定価270円(税込)
今回の特別号は、普段よりも10円高いけれど巻頭グラビアやポスターじゃなくて
オールカラー24Pの漫画を当時のまま再録した事!
昔は24Pをオールカラーで描かせる無茶をやってたりしたのかッ
ブラックジャック 手塚治虫
今回の再録に併せる様にして、JALが国営化されたのも何かの縁でしょうか。
それにしてもオールカラー漫画は読み応えあったなあ
こんな事を企画する壁村編集長も凄いけれど、それを実現した手塚先生もやるな。
一度文庫本で読んだ事のある漫画でしたが、カラーで読むとまた違った印象を受けました。


ブラック・ジャック創作秘話 原作・宮崎克 漫画・吉本浩二
予告を見た時は、手塚先生が画太郎先生に見えたんだけど
漫画を読んでいく内に、すっかり手塚は画太郎顔じゃないと読めない体質になるまで変貌しちゃいました。
画太郎先生は、手塚をイメージして自分の似顔絵を描いたのだろうか?
今回のドキュメンタリー漫画は読むべき所が多くて素晴らしかった。
欄外に掲載された、連載開始当初の手塚コメントも凄すぎ

漫画家になってもう30年になります。今までボクの作品で活躍した主人公たちがおおぜい出てきます。
きっときみたちに満足してもらえる作品になると思います。ぜひ、楽しみに待っていてください。
批評もどんどんしてください。

この最後の一文が、今回のドキュメンタリー漫画の醍醐味だったんだろうな。
8時間で20ページを仕上げてしまう手塚も凄いけど、その仕上げ終わった後に

遅くなって申し訳ありませんでした
来週はがんばります

と、さらりと言えるの精神の持ち主だからこそ、上記の巻末コメントを残せるんだろうな。
それから今回の漫画を読んで判った事が二つ。
まずは、虫プロって一度倒産してたんだな。倒産した直後に始まったのが、このブラックジャックだったのか。
漫画人生30年目にして興した会社が倒産したけれど、そこからまた盛り返すなんて!
人生一度の失敗が、手塚を謙虚な姿勢に立ち戻らせたのだろうか。
それともデビュー当時から、批評ウエルカムな姿勢を貫き通してきたのかなあ
もう一つの判明した事は、秋田書店の近くにあるという漫画家&編集者が集うスナック紅について。
今回の漫画でも最後に登場しましたが、スナック紅は「スナックくれない」だと思っていたんですが
「スナックべに」が正式名称だった…
アド街を見てなかったから読み方までは気が付きませんでしたよ。
秋田詣でをする時には、昼間は新大久保にあるという喫茶ルノアールでカフェを楽しみ
夜はスナック紅で打ち上げをする予定を立てると、一人前のチャンピオン紳士になれますよ。


弱虫ペダル 渡辺航
結局勢いだけの熱い男が勝利する展開になっちゃいましたか。
アンディとフランクは相手を侮りすぎたな…
はなっからかっ飛ばしていれば断トツで一位通過できたという物をッ
まぁ漫画だからしょうがない展開なんだろうな。
でも、リザルトで1位は譲ったけど残りの区間では確実に2人を抑えてもらいたいモノだ。
それとも負けクセが付いて、泉田くんはもはやダメ男と化してしまうのだろうか?
さて来週からはプレゼント企画に巻頭カラー+増ページと手塚先生に負けないくらいの仕事をする航先生。
でも締め切りギリギリって事はなくて、今の時点で全てのカラーとクオカの絵は終わってそうだな…
21世紀の手塚は、デビューから売れるまでのジリ貧期間が長かったのでこれからビシビシ売れて貰いたい!


元祖!浦安鉄筋家族 浜岡賢次
今回の扉絵の習字が、義剛ネタで統一されていて笑いました。
どうして義剛ブームが来たんだろうか?
やはりムラマサが終わったので、妖刀義剛ネタを使いたくなったのかなw
今回は「ブゥエー」と雄叫びながら、壁をブチ抜いた花子を見た時に笑ってしまいました。
次の単行本が出る時には買おう。


範馬刃牙 板垣恵介
今回、ダイヤを作っているように見えて、ただ中指でテーブルを割っただけじゃないんですか?
こんな大層な宣誓をやっているけど、勇次郎を人工衛星で監視していて走るとカーナビがずれるとかのネタもあったな。
まぁ今回は、次の格闘に入るまでの繋ぎシーンだったのだろう。
これくらいのはったりが疵面にもあれば連載が続いたのに…


ブラックジャック2009 原作・手塚治虫 漫画・吉富昭仁
今回は手術とか怪我人は出てなかったけど、実に手塚色が溢れる漫画になってたな。
ラストが、車が立ち去っていく構図なんかがとても手塚チックでしたよ。
こういう〆方をする漫画って殆ど見かけなくなったからなあ
個人的に好きなブラックジャックのラストシーンは、本編ではブラックジャックが活躍せずに
最後の方だけにちょこっと登場してきて
「主役だから顔を出しておかないとな」
っぽい台詞で終わった漫画です。
文庫本の何巻に収録されている作品かご存じの方からのコメントお待ちしております。
今から読み返して探すのは、ちょこっと面倒臭い…


ナンバデッドエンド 小沢としお
喧嘩で追い詰められるよりも恐い、家族に追い詰められる編がいよいよ始まりましたね。
どういう決着になるんだろうか?
兄貴との対決は避けられない様な気がするけれども、それ以上に父親がどんな反応を見せるか楽しみ。
実はめちゃくちゃ強い設定だったりしたのかな?
まだ戦っているシーンを一度も見てない気がする。
今回のツボは、吟子のポテチの食べ方。
袋から取り出して食べるのではなくて、全部開いて袋を皿のようにして食べやすくしている所。
半分だけ食べて、残りは後で食べるとかは考えてなく、一度開けたお菓子は最後まで食い尽くす決心が感じられます。
まぁ皿にした方が、みんなで食べる時にも食べやすいし手が汚れる率も低くなるからな。


バチバチ 佐藤タカヒロ
ワンフーはみんなに愛されている新人なのかと思っていたけれども
別の部屋の力士からも、裏の顔を見破られているみたいだな。
鯉太郎とは違った意味で孤立無援状態なんだろうけど、その分才能の力があるから平気なんだろうな。
今回は取り直しになっちゃったけど、こういう場合は休憩なしでスグに取り直すのだろうか?
鯉太郎は流血しているから、治療を兼ねて他の相撲を挟んだりするのかな。
いずれにしても、すぐに勝負を再開するのなら気持ちで負けてない鯉太郎に軍配があがりそう


侵略!イカ娘 安部真弘
今回は子供と一緒に遊ぶ編だけど、たけるが一緒ではないので年齢層がちょっと低目なのかな。
すぐに子供の心を侵略してしまうイカ娘ちゃんの能力は素晴らしいぜ。
イケメン磯崎から見ると早苗は追い掛け回したいほどのプリチーガールなんだろうな…
それがよりにもよってイカ娘LOVEとは。
磯崎の女を見る目のなさに同情してしまいます。
まぁこの漫画に出て来る人物でまともなのは渚くらいしか居ないけどな


え!?絵が下手なのに漫画家に? 施川ユウキ
この安定した不安定な絵には取り付かれてしまう魅力が秘められていますよ〜
もうデビューして10年も経っちゃうんですか。
それでも第一線で描き続けているなんて凄い努力家なんでしょうね(絵以外は)
手塚の自伝も面白かったけど、施川の自伝はこれから盛り上がったり下がったりの波は来てくれるのでしょうか。


フレッシュまんが賞
戦国甲子園・東京都平松佳祐
新撰組漫画に続いて、戦国ネタも誌面に取り込もうとしている表れなのかな?
そういえばちょっと前、マガジンで戦国時代に野球をするという漫画があったな
魚住青時さんは、今どうしているのやら…
チャンピオンに流れてきたりはしないかなあ


ギャンブルフィッシュ 原作・青山広美 漫画・山根和俊
アヴィには、こんな秘密が隠されていたのか!
全身刺青姿のアヴィよりも、乙女チックな阿鼻谷に笑いました。
まさかアヴィの両局面を一気に披露してくれる回になろうとはッ
世界の破局がかかっているであろう局面ながらも、ひたすらエミリー嬢の胸を凝視しているカイザー水原天晴れなり!


妖変ニーベルングの指輪 原作・佐木飛朗斗 漫画・東直輝
リュートゥの狙いがさっぱり判らないけど、女ケンタウロスにまたがる姿は素敵だったな。
グラーネが格好良すぎます。
はたしてこの漫画は、どんな風に盛り上がって終わっていくのだろうか。
とりあえずは、ワルキューレ姉妹がキャッキャウフフと水辺で戯れるシーン希望


クローズゼロ 原作・脚本(略) 漫画・内藤ケンイチロウ
颯爽と現われた白馬の王子様作戦は、全部勘違いだったのかよw
来週どうやってカタを着ける気なんだろうか?
佐藤&鈴木コンビは毎回安定した面白さを提供してくれてます。
どういう登場の仕方をしていたか覚えてないけど、勝負の順番をジャンケンして決めていた2人組なのかな?
あの2人はマスクをしていた様な気がするから、ひょっとしたら違う2人組かも知れない…


ガリガリ 元木まこと
このバカっぷりは見るべき物がありますよ。
もうギャグなのか天然なのかさっぱり判らないけど、勢いだけは確実にある。
一体どっちの方向へ進もうとしているのかなあ
ギャグメインの必殺技で、相手を打ち倒していって欲しいなあ


風が如く 米原秀幸
五右衛門はエリート忍者ではなくて、浮浪児だったのを拾われて忍者になったんだ。
今回の忍者への修行編も実際の訓練を元にして描かれたんだろうな。
食料を少なくして、お互いに争いあう修行になるのか。
それとも最初から足を引っ張っている松介が、実は上忍の子供で他の子供たちを監視する役目だったりして…
どういう結末を迎えて、最後に体に紋章を得るのかが楽しみです。


幻仔譚じゃのめ 梅田阿比
朝っぱらからの熱烈歓迎シーンを見たら誰だっておぎおぎしちゃいますよw
ひょっとして今回のシーンを描く為に、誰かのキス姿を鑑賞したりしたのかな。
チャンピオンのブチュレロと言えば、沢×吉冨しか居ないけどw
今回の話は見方によったら良い話なのかも知れないけれど
ブチュレロシーンが肩を出すほど官能的なので内容がちっとも入ってきませんでした。
あと、ひまわりの化け物が凄すぎる。
次なる標的は触手エロエロになっちゃいそうだ。


木曜日のフルット 石黒正数
巻頭のキリコは格好良過ぎる!
久しぶりに本気を出して描いたんだろうなあ。
あれを見ると手塚先生も嫉妬しちゃいますよ〜

同じ服を着倒すことをカッコよく言い換えると「ヘビーローテーション」ですが
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体等にはいっさい関係ありません。

この管理人さん相手に家賃を滞納する言い訳を考えるのには一苦労じゃ足りなさそうだw
それとも色んな言い訳を聞いてきたから、今回みたいな切り替えしが出来るように成長したのだろうか。
また電話ネタで一本描いて欲しいなあ