ゴスセラはじまりました

チャンピオンの秘蔵っ娘がホラー解禁!

吸血少女対少女フランケン』の映画を見にKAVCへ。
映画の日で1000円だとはいえ、上映開始が8時20分と半端なく遅い為
見に来る人は居ないんじゃないかと心配していたんですが
15人ほども集まってきたので驚いた。マニアはどこにでも居るんだな。
映画が始まる前に驚いたのは、この手のB級スプラッタ映画っては
生粋のマニアしか見に来ないと思っていたんですが
仕事帰りであろうスーツ姿のサラリーマンも来ていましたよ。
ホラー好きなサラリーマンなのだろうか?
神戸にもまだまだ濃い人が生き残っていてホッとした。
ただ、今回の上映の前には人形アニメがかかっていたので
吸血少女が見たくて入り口に立ち並んでいるマニア集団と
芸術的な人形アニメを鑑賞し終わった女性たちとが鉢合わせになって
あまりの客層の違いに、映画を見る前から笑いそうになりました。
幅広い層が、この劇場に足を運んできているんだな〜
お客の入れ替えが終わって、いよいよ上映が始まると、ここでちょっとしたテロップが。
全て英語で書かれた一枚の絵が映し出されました。
多分、バレンタインデーは、女性がチョコレートを渡して男性に告白する日。
てな事が書かれていたんだろうな。
その時には、日本語の字幕が出なかったので、詳しい訳は判らずじまいです…
いざ映画が始まってみると、初っ端からビックリするくらい血が噴出してくるスプラッタな展開に。
そして幕開けアクションの〆は、血塗れの頭蓋骨が3つ重なって塔になるというちょっぴりお茶目な展開。
このバトルシーンと、冒頭の英語字幕を見てピンと来ました。
今回の吸血少女対少女フランケンっていう映画は、海外で上映される為に製作されたスプラッタムービーなんだろうな。
そう、片腕マシンガールと同じくトンデモニッポンをアピールすべく作られた悪魔の毒々モンスター系の映画だったんです!
前知識無しで見に行った時には、クールな美少女が戦うバイオレンスアクション物だと思っていたんですが
この冒頭シーンを見ただけで

ああ、この映画はスプラッターコメディなんだw

と頭の切り替えを瞬時に行い、常にツッコミ待ちの状態でスタンバって
事あるごとに大爆笑させて貰いましたよ〜
一番最初に堪えきれずに吹いてしまったのは、ガングロ部の部長かな。
ガングロを履き違えて黒人化しちゃっているだけでも、かなりのツボなのに
ガングロへの思いを熱く語るたびに、ヒートアップしてきてしまい
最後にはジョイナーと叫びながら、画面の外へと走り出しましたよw
漫画でもこんなシーンがあったのかと思ったけれど、家に帰ってパンフを読んでみると
ガングロ部とリスカ部は特殊造型の西村監督がアイデアを出したと書いてあるので映画オリジナルだろうな。
やはり40代ともなると、思い浮かぶ人名はアレになっちゃいますよねw
一つずつ笑い所を挙げていったらキリが無いほど、色んなネタを積み重ねていました。
これは絶対に地上派で放送される事はないだろうな〜
DVDが出るのが楽しみなんですが、それ以上にお願いしたい事はサントラの発売です!
この映画では、残虐描写もさることながら音楽も秀逸なんですよ。

メインタイトルで使われているのがこの曲なんですが、このチープさとポップカルチャーさは素晴らしいでしょ!
もう一つお気に入りなのが、パンフで西村監督が言っておられる神社前での流血シーンにかかる曲です。
もう一度じっくり聞いてみたいんだけど、タイトルが判りません…
パンフに記載されている主題歌「Liquid Sunshinw」はきっとエンドロールに流れていた曲だと思うし。
DVD発売まで待つしかないのかなあ
検索してみた結果、血の雨のシーンで歌われている曲が判明しました。
小田原友洋さんの「MAN HUNT」
この歌はようつべにはアップされてません…
何としても、この映画のサントラを発売できる様にみんなで声を上げていきましょう!


ちょっと音楽について熱く語りすぎて、大事な事を書くのを忘れていました。
この映画は、スプラッターシーンや音楽の選曲が素晴らしいのと併せて、衣装も見事なんです。
特にお気に入りなのが、少女フランケンに変身する前の富良野けい子が率いるゴスロリーズの衣装です。
ゴシック+セーラー服という、これまで思い付かなかったのが不思議なくらいピッタシ似合う組み併せになってるんですよ。
名称としては「ゴスロリーズ」になっていますが、むしろゴスセラと言った方が良いかも知れません。
セーラー服自体は、一般的な物を代用していると思いますが、そこにゴシック調を加える為に
スカーフの部分にレースをあしらって豪華さを演出。
さらにスカートの下にもレースの生地を付け加えてボリューム感を出していますよ。
基調はミニスカになっているんですが、レース部分が上手く作用して多少転んでもパンチラしない仕組みに。
これはどこかで販売して欲しいレベルの商品ですよ。
今からでも遅くありません。クリスマス&忘年会シーズンに向けてパーティグッツとして「ゴスセラ」の生産化を!
つーか「ゴスセラ」という単語を商品登録化しておいて、一山当てようかな。
と思ってけどゴスセラでググってみたら9件ヒットしちゃったな…
でもどの画像を見ても、ゴスロリーズみたいなセーラー服を基調とせずにゴシックメインの服装だな。
まだまだ大丈夫の模様です。この冬は、どなたかゴスセラを普及させるのを手伝って下さい。
今なら無料でアイデアをパクたい放題ですよ〜


最後に一つ
この映画の主人公・有角もなみこと川村ゆきえさんは、どこかで見覚えあると思ったら
秋田書店裁縫部が見出してくるトンデモ水着を素敵に着こなしてくれる女性ではないですか!
セーラー服を脱いだ川村さんも素敵
チャンピオン繋がりで、この吸血少女対少女フランケンを週チャンで漫画化してくれないかなあ
と思ったけど、この映画は既に漫画原作だった…
再び、チャンピオンの表紙を川村ゆきえさんが飾る日が来るのを楽しみにしていますよ〜