じんわりキテます

ポカポンゲームの一体

コミックバーズ』11月号を購入。定価590円(税込)
ヘタリアが映画化されるという事なので、今月号のオマケにカードが付いてきます。
元々発行部数は少なめなので、売り切れ寸前!
との噂を耳にしましたが、全然普通に買えました。

コミック BIRZ (バーズ) 2009年 11月号 [雑誌]

コミック BIRZ (バーズ) 2009年 11月号 [雑誌]

ORANGE STAR 蒼木正彦
超人的な能力で相手に打ち勝つのではなくて
ちゃんとした作戦を用いて、弱小チームを勝てる様に育てていく漫画で読み応えありましたよ。
これからも本格派バレーボール漫画として、楽しく読める一本になりそうだ。
今回は、ほぼ素人相手の対戦だったけれども、次回からはどんな練習をしながら
正式チームとの対戦を重ねていくのかなあ


がらくたストリート 山田穣
季節の変わり目に登場するとの漫画がやってきましたよ。
1巻の終わりで、夏休み編に突入したがらくたストリートですが
今回の第10話を持ちまして、夏休みは終了させていただきます。
そう!もう夏休みは終わりなんですよ…
海編での水着姿は1回しかなかった。夏祭りでの浴衣姿も1回のみ。
そして極め付けが、漫画の掲載が隔月を越す季刊漫画になっちゃいましたよ。
今月号で夏休みは終わったんです!
山田さん頼みますから、毎月連載して下さいよ〜
休載するのは、単行本の準備を進める月くらいで。
さて、今月号の内容ですが、びっちり中身が詰まっていて読み応え抜群でしたよ!
アウトドアの基礎知識が身に着いた気になったり、始業式は落語を一席うってみたり
相変わらず大ダイオウグソクムシが大好きだったり、忘れていた高瀬守が出てきたり
お約束の論語も出てきたり、欄外の登場人物紹介にも力を入れてみたりと
狭い漫画内にありとあらゆる物を詰め込んできたオモチャ箱みたいな一本に仕上がっていましたよ。
やはりこの濃厚さを維持しようとしたら、毎月掲載するのは難しいのかな?
でも、そこを何とかするのが漫画家の務めでしょーがッ
今回の話で、個人的に嬉しかったのが落語の登場ですよ。
最初の枕の部分では、羽織をきっちり着ていますが、次のページに進むと
落語の本題に入った時には、羽織を後ろに脱ぎ捨てているのに好感。
ちゃんと作法を守っているんだなw
見台とかを用意して無い所を見ると、江戸前落語をやっているんでしょう。
山田さんは知識は、ありとあらゆる所に広がっていて素敵です。
今回の演目の「らくだ」といえば映画・寝ずの番に出てきたヤツだなw
落語を聞くのが面倒な方は、映画でらくだの魅力をお楽しみ下さい。


神威 横川直史
眼鏡ボーイの明智さんが、真の姿を現す時が来ましたよ!
何で八雷一味と、仲良く話していたのかと思っていたらやはり仲間でしたか。
八雷の内6人までが判明していて、明智さんで7人目か。
最後の一人は、どんな所に隠れているんだろうか?折雷の紋章は誰が持っているのかな
来月は単行本3巻も発売されて、これからラストスパートに向けて一気に走り抜きそうだ!


来世であいましょう 小路啓之

こうして黙ってくれていれば
いくらでも優しいメルシャン
様を妄想できるのに口を開く
とどうしてワタシにだけ冷た
く厳しいことしか言われない
の?そしてどうしてワタシは
そんなメルシャン様が嫌いに
なれないの?…はっ!
これが今流行のツンデレとい
うものなんですねわかります!
By かぴあ
(ちがいます:編集部註)

毎回の事ながら、扉絵に添えられている文章が凄いなあ
でも、単行本に収録される時には全部なくなっちゃうんだろうな…
編集部註って入っているから、この文章は小路さん自らが書いているのだろうか。
今回の背景にも色んな小ネタが仕込まれていますが、幅が広すぎて全部ピックアップ出来そうにない。
一番最初にナウくんの机の上に置かれている銃っぽいのは、何か元ネタがあるオモチャなんだろうけど
さっぱり判らんとです。
でも同じコマで、かぴあちゃんの机に置かれているのは知ってますよ。
ボタンを押したら、ハンマーで相手の頭を叩くゲームだ。
で、頭を叩かれたら頭がポーンと飛んでしまうオモチャなんだけれど、それの名称が判らない…
どうやって検索したらヒットするのか、色々チャレンジしてみましたが思い浮かびませんでした。
数年前に、コンビニで発売されていたのに名前を思い出せない!
該当するオモチャの正式名称が判る方からのコメントお待ちしております。

オモチャの名前はポカポンゲームと判明しました。
[rakuten:toyshop:10004954:image]
関係各位のご尽力に感謝いたします

他のコマでかぴあの机の上にあるのは、ローライフレックスのカメラっぽいな。

この物語は…
ボクは近松ナウ。と首は<時間差攻撃型衝動行動>つまり、気が弱くてその場では怒れず
何ヶ月も経ってから妄想が極限に達したときにキレるクセだ。
そんなボクが絶対の自信を持つ事は「ボクは騙されない」って事だ。
だから、転校初日から思わせぶりに近寄ってきたかぴあにも「好きじゃない」って言ってやったんだ。
傷ついた顔してたクセに、かぴあの奴、迎えに来たイケメンオトコと……。
ほらな、ボクは騙されないって言ったろ!くっ、悔しくなんかないんだからな!

あらすじも毎回の進行によって書き直されているな。
がらくたといい、来世といい、細部まで色々とネタを仕込んでくれる通好みの漫画ですよ〜
これは、単行本を買って読むだけでは、漫画の面白さの80%くらいしか楽しめません!
みなさん、バーズを買い支えてあげて下さい〜
あと、今回のゲスト漫画家はネユキレイ(根雪レイ)さんでした。
検索してみたら、原画をネットにアップしてくれていましたよ〜
マカー龍の看板
しかし小路さんの知り合い範囲は広いなあ


戦国ゾンビ 原案・柴田一成 漫画・横山仁
狭い通路での槍同士の戦いはつまらないと思っていたけれども
こんな熱い技の応酬になるとは!
槍は遠くから突いたり払ったりするもんだと想像していましたが
接近戦でも使える技も身に着けていたんだ。
それにしても、小宮山のおっさんは本当に良い奴だな〜
本多忠勝と戦いたいだけのかと思っていましたが、ちゃんとした理由があったのか…
そしてその行動に気が付いた出っ歯の弥兵衛は、これからどんな風に動くのだろうか?


鹿男あをによし 原作・万城目学 作画・梶原にき
最初の方は読んでなかったけど「目」の話が始まってからは剣道と相まって面白くなってきましたよ。
ようやく一段落着くかと思ったら、まだまだ話は続くみたいでさらに盛り上がってきたな。
関西に住んでいる者としては、この奈良と京都に行ってみたくなった。


円卓の姫士 丸山トモヲ
こらちらもラストバトルが近づいてきた予感がします。
分身を出して相手を引き付ける作戦は、分身を相手にした時点で負けなんですね…
この理論は面白かったな〜
鏡像は相手の事をマネしている訳じゃなくて、相手を操作して鏡像と同じ動きをさせるなんて!
合わせ鏡の何枚目かでは、自分の動きを先取りするって言うからな。
鏡像に惑わされている様じゃあまだまだ2流という事か…
さて意外な所から、隠れていた暴君が出てきたけど
最後の駒は、生身でも十分強いじいちゃんのかな?