待てば新連載の日和あり

皆様の応援のお陰です

所十三さんの『D-ZOIC』第6巻を購入。定価420円(税込)
決して、紹介するタイミングが遅れた訳ではありません。
この日が来るのを信じて待ち続けた結果、今日というめでたき日を迎える事が出来ました
週刊少年チャンピオン誌上に於いて……「恐竜漫画」を描かせて頂く事とあいなりました!

DーZOIC 6 (少年チャンピオン・コミックス)

DーZOIC 6 (少年チャンピオン・コミックス)

十三さんの新連載を語る前に、D-ZOIC最終巻の感想を。
D-ZOIC5巻・6巻の濃密度は半端ないくらいの面白さですよ。
普段の単行本が190ページくらいなのに対して、5・6巻は200ページ越えです。
そんなページ増にも関わらず、まだ入りきれないネタが山ほど有ると感じさせるエピソード連発です。
ファブニール城の攻防戦は、丁寧に描かれて迫力の戦闘シーンで楽しませて貰いました。
それから後は、合戦モノというよりかは、群像劇となって会話とナレーションの多い漫画になっちゃいましたがw
森林内での森王国の卑劣な罠だとか、海王国の海戦上陸作戦とか、1コマで解説させられてますが
これもちゃんと描けば単行本1冊くらいの“ビキビキ”エピソード満載で読ましてくれる内容だったんだろうな。
そしてラストの夢の兄弟対決にはホロリと来ましたよ。
新連載でも、同じ様な熱い戦いが見れる漫画に期待しています!
大雑把な感想を書いたのですけど、この最終巻での一番の見所は、ファブニール城の篭城戦ですよ。
どんな合戦漫画よりも、読み応えのある戦いになっていたな〜
平野に打って出て、色んな戦法を駆使して戦うのは、割と読んだ事ありますが
城にこもった相手を、少しずつ開城していく作戦を丁寧に描いているのは、この漫画が始めてかも。
クレしんの青空侍で初めて、移動式攻城櫓ってのを見たけれども、それを恐竜を使って再現したのは見事だった。
どんなに高い防壁を築こうとも、この恐竜櫓があれば、ただの壁でしか無くなりますからね。
ヒトモドキを最初に見た時のバーサーカーみたいな印象を吹き飛ばしましたよ。
櫓が失敗した後の、破城槌も単なる突撃じゃなくて、鉄板で左右を補強しての見事な作戦でした。
こういう一つ一つの作戦に、人類の叡智を垣間見る事が出来ましたよ。
色々と兵器や作戦などを研究して、漫画にベストな物を描き上げたんだろうな〜
どんな参考図書を読んで漫画を描き上げたのかメチャクチャ気になります。
出来る事なら、青空侍のコミック化を十三先生にして貰いたかったな。
コンビニに置いてあったのをチラ見したけれど、少女漫画の絵柄だったので
合戦シーンに期待出来なさそうだから、立ち読みするのも辞めました…
Ballad名もなき恋のうた (アクションコミックス)

Ballad名もなき恋のうた (アクションコミックス)

泣かせる漫画にするにしても、合戦モノを描けそうな漫画家に頼んで欲しかったな。
そんな漫画家は、バサラの田村由美さんしか知らないけど。
時間があったらコンビニで立ち読んでみて、面白かったら買ってきます。
D-ZOICネタをもう1つ。
雑誌を読み返していたら、恐竜特捜隊を発見したので取り込んでおきます。

単行本に余裕があったら、これも収録されていたんだろうな。
ラスト付近は、新恐竜を登場させる余裕もなく、ひたすらストーリーを進めていったのがちょっと寂しかったかも。


以上、熱く盛り上がったD-ZOICの感想でした。
やはりこれだけ盛り上がったのだから、それなりに読者も増えてきたのだと思います。
連載終了後に、D-ZOIC1巻に重版がかかるという奇跡が起こったのは、みんなの愛情ゆえなんだろうな。
9月の新刊発売時には、チラシの中に「D-ZOIC重版」の文字が出るかな?
その内、チャンピオン誌上での連載発表の日が来るのを楽しみにしていますよ。
次の漫画は、恐竜メインのベタ作品で攻めて行くとの事ですが、どんな味付けされているのかワクワクするな〜