無敵の赤葬兵と腐敗のゾンビ

不死身雑誌に掲載中

戦国ゾンビ』3巻を購入。定価620円(税込)原案・柴田一成 漫画・横山仁
武田家の生き残りが、徳川とゾンビの包囲網を突破し、いよいよ天目山へ!
そこで明かされる、人間がゾンビとなる鬼の病の発端が明らかに。
起死回生の秘策は実現する事が出来るのか!?

戦国ゾンビ~百鬼の乱 3 (バーズコミックス)

戦国ゾンビ~百鬼の乱 3 (バーズコミックス)

毎月読んでいる戦国ゾンビの最新がついに発売されましたよ!
1冊通して読んでみると、雑誌には無かった書き下ろしシーンとかもチラホラ。
より一層過酷で、救いようの無い赤葬兵の活躍が一気に読めて面白かったなあ〜
3巻の最大の見所は「ゾンビは首を切ったら動きが止まる」というのを発見した事かな。
これによってパワーバランスが、1:9だったのが5:5くらいまで改善さました。
新蔵がその真実に気付いた時には、すでに穴沢と昌恒はゾンビの襲撃を受けて…
もう少し早かったら、何とか切り抜ける事が出来たんでしょうが
そうなってしまうとゾンビ漫画としての面白さは激減しますからねw
こちらが弱点を発見したと言う事で、ゾンビ達も残虐性が増してきました。
今までは、筋肉に噛み付いてその血と肉を味わっていたようですが
最近ははらわたを喰らい、うどん玉がポロリと落ちるくらい頭に噛み付いて来ます。
ゾンビ自身も腐乱が進んできたのか、画面中がホルモン大安売り状態になっていますよ〜
モツ飽和状態になっても読者を飽きさせない為に、今回は生身の人間を麻酔なしで手術を施したりと
非常に痛々しい場面満載でお届けしております。
あと、ゾンビ以外にもパワーアップした存在が、武田家の首を狙う徳川軍の精鋭隊「刻怨軍」の登場です。
赤葬兵が武者の精鋭部隊なら、刻怨軍は忍者の精鋭部隊かな。
斬糸みたいなので、首を縛って跳ね飛ばすシーンは格好良かったな〜
赤葬兵は正面からの戦いが強いけれども、刻怨軍は不意打ちを得意にしてそうなので
はたして両者が全面でぶつかる事があるのかどうなのか?
赤葬兵の生き残りメンバーには、もう気軽に死ねそうな予備は居ないのでどう切り抜けるのかも楽しみ。
あと、ちょこっとだけ出てきたスーパーゾンビである白い鬼は、一体どんな存在になるのでしょうか。
天目山には入ってこないで、織田か徳川の軍に突撃して行って一人で無双状態になってくれると楽しそうだけどw
それから、単行本の書き下ろしを比較しようと思ったけれども、捨ててしまった号もあったので
全てをチェックしきれませんでした…
多分ですが、ゾンビに囲まれて昌恒の腕が噛み切られるシーンは雑誌には無かったような。
そんな中、一番最初に気が付いた書き下ろし箇所は、第十三葬の冒頭です。

これが雑誌掲載分だったのですが、そこに新たな加筆が!

ひでぇ〜優しさ台無しだ!
きっとこの台詞は、第十六葬の餌のシーンに繋げる為の加筆なんでしょうね。
雑誌を読んできた時は、勘助さんは良いヤツだと思っていたのに…