ご存知!!我らが「弱虫ペダル」の作者。
渡辺航さんの『弱虫ペダル』6巻を購入。定価420円(税込)
今日は、6巻の感想を書こうと思ったけれども古雑誌を切り抜いていたら
「自転車はたのしいのコーナー」に登場していた新城幸也選手との対談記事を発見。
感想じゃなくて、対談記事の転載でもしておくか。
- 作者: 渡辺航
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2009/06/08
- メディア: コミック
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渡辺航先生(以下 渡辺) 新城選手、Bboxブレイグテレコム*1移籍おめでとうございます。
ニュースで知って興奮しました!!
新城幸也選手(以下 新城)ありがとうございます。
渡辺 これからシーズンに向けて調整していくということで、自転車に乗りたくて仕方ない感じですか?
やっぱり乗っている時が一番楽しい?
新城 そうですね。やっぱり今も乗りたくてしょうがないんですよ。
渡辺 ほぉー。
新城 シーズン中ってやっぱり毎日乗るもんなので、生活リズムになっているんですけど
オフになるととたんに自転車に乗らなくなってしまうんですよね。
1か月以上は乗らないんですけども、そうするとウズウズしてきやって。
自転車を目の前にするとすごく乗りたくなっちゃう。
心底自転車が好きなんだなぁって思います。
渡辺 そうそう、ジャパンカップ*2を見にいったんですよ。
新城 そうなんですか。ジャパンカップは観客と選手とが近いからいいですよね。
ロードレースって本来そういうものなんですけど、日本だと安全、安全、って仕切りをつけたり
外で外で、というか、あまり人が来ない所でやるんですよね。
だからジャパンカップのようなレースはいいですよね。
渡辺 確かに日本のレースはそう。ダム周回レースとかね!!人来ないだろー!!って思っちゃう。
新城 やっぱり観客との一体感というか、選手と一緒になっている感じがいいですよね。
渡辺 実際、走っている選手は、観客の顔や応援幕なんか見えるんですか?
新城 もちろんです!!観客の顔は見えますよ。こうやってお話した後で、頂上の道のそばなんかで立っていたらわかります。
見ながら走りますよ。
渡辺 じゃあ、今度応援に行く時にはチャンピオンと弱虫ペダルのコミックスを持って、坂の上で待ってます!!
新城 ははは 楽しみです。
渡辺 新城選手がレースで一番楽しい部分ってどこですか?
新城 戦闘を走っている時が一番楽しい。風を切って走っている時が!!
それが自転車の魅力かな?集団の後ろについて最後に優勝するより、先頭を切ってそのままゴールする方が気持ちいい。
自転車ってやっぱり風がテーマじゃない?そーゆー面でも、集団からアタック*3をかけて
前に出るのは勇気がいるんですよ。でも前に出た時の快感がすごいんです。
渡辺 いやー、僕は出られないですがら。集団についていくのがイッパイイッパイで…。
前に出ることなんて出来ない!! でも気持ちいいんだアレ!!
新城 それがまた快感に変わるじゃないですけど。
渡辺 結構レースの序盤でみんなアタックしだして、それを阻止したりとか、大変そうだな〜
とか思いながら見てましたが、意外と楽しんですね!!
新城 ダ―――――って走って、どうだー!!みたいな。
渡辺 同じ疲労度だったら前で走る方が楽しいと?
新城 そうです。
渡辺 そんな感覚なったことがない!!(笑)
渡辺 自転車が楽しい楽しいっておっしゃってますが、レースで限界だなー、もう降りようかなーって瞬間ありますか?
新城 ありますあります!!けどそういう時に限って自転車ってチャンスが来るんですよ。
あ、今うまく回ってる、みたいな。
渡辺 お―――!!素晴らしい発言ですね。(感動)
新城 今日、調子悪いなって時に限ってうまく逃げ切ったり、雨でどんどん人が減って
先頭集団が20人くらいしかいないとか、俺 頑張んなきゃいけねーじゃん、みたいなのもありますし。
自転車ってそういう所が面白い。狙っている時に限って上手くいかないことのほうが自分は多いですね。
渡辺 うーん。すごいです。そうゆう素晴らしい星をもっているのかもしれないですね。
渡辺 新城選手は自転車ロードレースがもっと広く知られるためには、どうしたらいいと思いますか?
新城 ヨーロッパにはロードレースの文化がありますよね。日本も自転車の文化はあるんですよ。
小さい頃からママチャリとか乗るじゃないですか。だから、自転車という文化がない訳ではないと思うんです。
それを少しでもいいからロードレースに持っていけばいいんじゃないかな。
だから始めることはそんなに難しい事じゃないと思うんです。
自分がツール・ド・フランスに出て、メディアさんに取り上げられて、みんなが見てくれるようになれば
何か新しいことが始まるんじゃないかなと思います。
渡辺 子供のころ、自転車に乗って楽しいって思ってますからね。
競争したりとか、隣町まで行ったりとか、ほとんどの子供がやっていることですからね。
新城 それを最後、レースに結びつけてくれれば、日本のロードレースも大きくなると思います。
渡辺 是非、新城選手に日本人にも出来る!!っていうお手本を見せていただきたいです!!
頑張ってください。応援してます。以上・チャンピオン9号より
あとは、雑誌でセンターカラーになった一枚と、巻頭カラーになった3ページを撮り込んでおきました。
小野田くんは総北の黄色ジャージを着てからは、ちょっぴり楽しみが減りましたよ…
出来れば、初期のAKIBAジャージを着て欲しかったな。
もうあのジャージを着ている姿を拝む事は出来ないのだろうか?
あと6巻頭の食事シーンで、巻島さんが登場して来なかったのは
巻島自宅編で披露される、豪快な私服を隠しておく為だったのかなw
単行本派の方は、巻島先輩のとっておきな私服姿をお楽しみに〜
*1:注1ヨーロッパの最高峰自転車プロツアーチーム。ツール・ド・フランスなどのレースに出場が出来る。
*2:注2 日本で開催されている、アジアにおける3大レースの1つ。
*3:集団から飛び出して独走すること。