ポストカード応募締め切りは５月７日です

『ムラマサ』１巻を購入。価格４２０円（税込）
楽しみにしていた単行本がついに発売になりましたよ！
言葉の魔術師・哲弘さんが掘り出してきた今度のキーワードはオギオギ！
想像してごらん、えろ仲良くバトルする女子の姿を

ムラマサ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

昨年末から始まった新連載攻勢の真打であり切り札の哲弘漫画は、無事に単行本になりましたよ！
その前の新連載は、物凄く寂しい結果に終わっちゃったので今回は全部の作品が単行本化されて大満足です。
さらに、雑誌を読み返してみたらムラマサ連載の次の号では
トンボーがセンターカラー２本立てで連載再開ですよ！
こちらの単行本も出るのが決定しているので、秋田書店も大分余裕が出てきたって事なのかな？
コンビニに行くと、疵面の再編集本も出てるし、浦安増刊号の古いのが再販（増刷？）されていたりと
本誌以外のコンビニ本とかでも収益を上げてきているみたいなので、資金に余裕が出来たのかも。
そんな裏事情の考察はさておき、ムラマサの感想を。
やっぱり哲弘さんの妄想力は、どんな漫画家でも届かない孤高の極みですよ。
ブラジャーをおっぱいガードと呼んでみたり

もったいないだろ!!
女子が２人もいんだから、えろなかよくしたらいいじゃん。
せめてえろバトルをおねがいしますよ

と真顔で絶叫してみたりと、ウブな中学生（読者）を見事に演じきっていますよ〜
ここまでストレートに心根を暴露できる主人公は、今まで見た事なかったｗ
これがただのエロ暴走少年の漫画に留まるだけじゃなくて
ちゃんとしたバトル物として成り立っているのが凄いです！
特殊能力を持った妖刀を扱いこなす設定も秀逸だな〜
今までの呪いの設定は「一度剣を手にすると意識を乗っ取られて切りまくってしまう」
などが主流だったけど、それとは違う方向に妖刀の設定を持ってきたのがお見事。
ゲーム的な事で妖刀を考えるなら、装備すると外れない。
そして、攻撃するとダメージが帰ってくる。さらには、体がマヒしてしまう。
などの高い攻撃力と引き換えに、ペナルティが課せられる事が多かったですが
漫画ムラマサの設定は、それとも違う呪いを持ってきました！
呪われているから装備を外せない。のではなくて
呪われているから手に取ると気持ち悪くなって放してしまう。
この逆転の発想が素晴らしい。
そしてその呪われた妖刀を手にする唯一の方法は、自分の状況を極限まで追い込む事。
最初から呪われた状態（眠たい・お腹が減る）に近い状況になった時に、妖刀を手にする事ができ
そして、その特殊能力を如何なく発揮して敵と戦う事が出来ます。
この設定は、ゲームでも使って欲しいな〜
装備したらペナルティが出るのではなくて、ペナルティを受けた状態になったら初めて威力を発揮する妖刀を！
例えば、妖刀日暮をゲーム世界で使いこなすのであれば、通常の状態では攻撃力０でミスばっかりしてしまう。
だけど装備した人間を眠らせる事が出来れば、寝ている間に敵をランダムで攻撃してくれるとか。
戦闘が始まると、まず眠りの魔法を妖刀日暮を持っている人間にかける。
すると自動的に最強の攻撃を繰り出してくれます。
だけど、敵から攻撃を受けて目が覚めてしまうと、たちまち使い物にならない人間へ…
そう考えていくと、妖刀を作る事も楽しいし、どういう妖刀の組み合わせが良いかなどを考える楽しみも出てきます。
まさにゲーム脳にはたまらない設定ですよ！
今すぐどこかのゲーム会社が動いてくれないかな〜
そしてえろなかよくバトルする、Ｒ１５指定くらいのゲームをお願いします！
この漫画の考察はこれくらいにして、次は単行本化について変更された点をいくつか発見した事を。
まずは、第一話の巻頭カラーを



いきなり５ページものカラーで、このムラマサの世界観を見事に表してくれましたよ！
そしてこの次の単行本Ｐ８は、単行本の書き下ろしページです。
空白ページを作らずに、ストーリーの穴埋めを書くとは！
これは雑誌的にスペースがなかっただけで、最初から描いていた感じのする１Ｐだな。
第２話のセンターカラーはコレ

さらに、単行本で変更された箇所が２つあります。
それは第５話・第６話の回想シーンです。
雑誌掲載時はこんな感じでした


普通の回想シーンは外枠を黒く塗りつぶすのが一般的ですが、このムラマサではコマの中にトーンを貼る事で表現。
これを雑誌で見た時には「見難い！」と切々に語ったのですが、単行本では修正してくれてありがたかった。
でもよくよく見ると、最初はただ単にトーンを貼っただけだったけど
６話目では、セリフの所だけ白抜きされていて、ちょっと読みやすくなるような工夫をしていて驚いたｗ
これからも色々な変更点があるかも。
気付いた事からピックアップして行こうと思います。