全能なる神に守られた漫画

秋田を代表する一冊

嫁姑の拳』を購入。定価560円(税込)
古めかしい秋田書店のHPのトップページで唯一画像入りで紹介されている
秋田書店が一押しするミラクルバトル漫画ですよ〜
これを読まずして秋田書店は語れない!

嫁姑の拳 (秋田レディースコミックスデラックス)

嫁姑の拳 (秋田レディースコミックスデラックス)

↑アマゾンにも画像を提供してる!
秋田の本は画像なしでほったらかしの事が多いのに、かなりの熱の入れ様だ。
これは本気で売ろうとしていますよッ
そして、その本気度が他の読者に伝わって欲しいと思うぐらいの面白さ!
ネットでの評判を2・3見たので、思わずかってしまったのですが
期待を裏切らず、予想を上回る面白さでしたw
タイトルの印象では、嫁と姑がガチで殴り合うバトル物なのかと思ってましたが、さにあらず!
一目の付かない所では殴り合ったりもしますが、ひとたび家族にまつわる危機が訪れた時には
協力し合って問題解決の為に一暴れするんですよ〜
チャンピオン的に言えば、フリードくんとランスくんが手を組んで戦うみたいに。
バトルシーンの迫力も然ることながら、合い間合い間に入るギャグも秀逸です。
今回の本には4話収録されていて、後半に進むほどギャグのテンションが上がっていって
最後のオチなんかは、もう吹き出さずには居られないほどの笑いがこみ上げてきます。
緊張と緩和。前半のハードなアクションが有ったからこそ、後半の笑いが倍増するんでしょうね〜
他のサイトでも話題になっている2話目の3回連続の見開き(計6P)のノリは最高です!
これは、炎の転校生の伝説を超えましたよ。あらゆる意味で!
正しい見開きの使い方を初めて目の辺りにしたという気持ちで一杯です。
でもココで油断をすると、あとあと後悔しますよ〜
ネタバレは避けますが、4話構成は起承転結になっていて、結びの部分にはトンでもないオチが待ってます。
このオチを書く為だけに連載を始めたと言うのならば、実に天晴れですよ!
色んなギャグ漫画を読んできたんですが、笑い声を止まりませんでした。
巻末のあとがきを読むと、たまたま思い付いたから書いただけの様ですがw
これはどこかで映画化して貰いたい漫画だな〜
企画不足でお困りの映画会社さんは、今すぐ買い付けに走った方が良いと思います。
これだけの技を使いこなせる女優&スタントマンを見付けだすのは大変ですが…


個人的に好きなシーンを挙げるとすれば、1話冒頭でのキッチン戦かな。
やはり合気道の達人である姑さんは、キッチン最強のコックでなければ!
見事な箸使いがたまりませんw
もう一つのお気に入りは、毎回乱闘シーンになると顔を出してくる黒ネコちゃん。

戦いには全く関与せずに、ただ周りで逃げ惑っているだけですが
格闘好きからすれば、ブルース・リーとチャックノリスの戦いを思い出します!

懸命に戦う二人の横で、我関せずな顔で歩くネコちゃんw
きっと判っていてネコをかいてるんだろうな〜
作者の函岬誉さんは、かなりの格闘オタなのかな?
検索してもさっぱり情報が出てこないので、今はどんな活動をしているかは判らないのですが
これからも注目の漫画家である事は変わりないですよ!
さぁ、嫁姑の拳の初版を買って周りの人に自慢しましょう!