正義はあるのか…

バビロン王は死んでしまった

マガジンSPECIAL』11月号を購入。定価500円(税込)
巻頭から巻末まで読み応えたっぷりの650P超えで、この価格なら
20円上がった事も気になりませんよ〜
今月号の新人はどれも面白かった!
と言う事で、新人の漫画からご紹介。
ウワサの小山野くん! 上野春生
この人は、こんな漫画を描く人だったっけ?
主人公があまりにも足立花似で驚きましたw
もう、このメガネにおさげ二刀流は、マガジンで描いちゃダメだろw
あと不細工女子の描きっぷりが、岡田有希さんの感覚と一緒だな〜
去年の初掲載から後は、岡田さんと吉河美希さんの所でアシスタントでもしていたのかな?
内容の方は、小山野宙太郎くんが格好良いので、このままノーテンキに事件を解決してくれる
漫画として連載してくれないなかなぁ
それにしても、最初の柱の部分が良い感じだ

のぞき上等!勉強最悪!残念な子、小山野くんが学園に嵐を巻き起こす!!
なんてウンコな主人公!
美女と野獣が出会うとき、学園に異変が起きる!!



ハンムラビ後編 重藤弓

6人が密室に閉じ込められて、残された手がかりはハンムラビ法典のみ。
そして第一の犠牲者・刑事が殺害された…
はたして5人は、生きて密室から出る事が出来るのだろうか?

以上、先月の前編のあらすじです。
さらに漫画の序盤で、閉じ込められた人に割り当てられたハンムラビ法典の条文が発表されてます。

  • 主人公の男子(吉野銀行事件での立場・母親を事件で殺害される)
    1条・他人を死罪で起訴しても、それを証明できなければ原告を死に附す
  • ヒロインの女子(吉野銀行事件で上記の女性を撃ち殺した犯人の娘)
    209・210条・妊婦に暴力を振るい、母子ともに死なせた場合、被告の娘を死に附す
  • 刑事の男(前編で死亡)(吉野銀行事件で犯人を捕まえ損ない、上記の女性が凶弾に倒れる)
    34条・裁判で強者の側に兵を付ける者は死に附す
  • ニット帽の男(吉野銀行事件との関係は不明。強盗犯?)
    22条・略奪者は捕縛し死に附す
  • 記者の男(吉野銀行事件との関係は不明。強盗犯?)
    6条・神の財宝を盗む者・盗品を受け取る物は死に附す
  • 検事(吉野銀行事件との関係は不明)
    15条・奴隷を城から逃がす者は死に附す。

展開的には、今回の密室事件の首謀者は割と早めに判明しましたが
その後の盛り上がり方が凄かったな〜
こんな新人が居るなんて驚きですよ!
これは是非とも映画化してもらいたい1本です。
もっと密室数や条令文を増やして、結末もアレンジすれば凄いヒットしそうな映画になりそう〜
自主映画でビデオ発売のみでも構わないので、早めに映像化して欲しいな。
ひょっとして作者の重藤弓さんは、大学の映画研究部のシナリオ担当の人なのかも。
密室を作るのが大変だから、映像化を諦めて漫画として投稿かな。
スミレ16歳の担当者は、ハリウッドへ英語に翻訳した漫画を持っていったくらいだから
案外、この作品も英訳を付けてあちこちにばら撒いているかもね。
どこが一番先に名乗りを挙げるか楽しみです!
映画好きの方は、今の内にマガスペを読んで原作チェックしておきましょう!
マガスペの読み切りは、まず単行本化されませんので映画化されなければ
このまま闇に埋もれてしまう確立が高いですよ…


戦士A 火護十一
片腕の名も無き戦士の生き様を描いたアクション物。
上記のハンムラビもそうだったけど、やっぱり名前を覚えなくても読む事が出来る設定は
何も考えずに読み進める事が出来るので、一番読み始めやすいです。
漫画の台詞で「○○さん」とか出ると、誰の事を指しているのか判らなくなる事が多いので
こういう読みきり物では、固有名詞に凝るよりも、見た目重視でキャラ作りをしていけば
インパクトに残る漫画が描けるのでは無いだろうかと、改めて思いましたよ。
そう考えると、ヤンキーくんとメガネちゃんは、秀逸なタイトルとキャラ設定だ!
それはそれとして、戦士Aですよ。
無口な片腕戦士と幼き少女。
戦う事が己の使命とばかりに、切り倒していく戦士Aの活躍が良かったな〜
出来れば商隊の人の生死は不明のままにして欲しかった…
戦士Bにも散り際の美学を見せて、戦う事で繋がるシーンをもっと色濃く出しても良かったのでは。
まぁクールキャラ好きなんで、AよりもBの方に情が移ってしまったのかも知れませんがw
それから火護さんの作品は、新人賞ページでもWEB掲載されています。
2007年 6月期MGP 佳作百鬼夜行
戦士Aと比べると、やっぱり戦士Aの方が格段に面白くなってる!
次もしびれるアクション物を期待しています。


妖怪のお医者さん 佐藤友生
週マガに載っていたのは知っていましたが、漫画の内容自体は読んだ事無かったです…
何かバトル漫画っぽいと思ったので、時々買った時も読み飛ばしていました。
で、マガスペに移籍してきて、どんな漫画なのかな?と初めて読んでみたんですが
これは、往年の「おどろ〜陽子と田ノ中の百鬼行事件簿」っぽくて面白いじゃないですか!
グロさがとっても良いですよ〜
やっぱりマガスペには、この手の恐怖漫画が1本連載してくれないと、安心して読めませんw
時々ホラーが掲載されるけど、ホラー好きな編集者が全国から色んな新人を発掘してきているのだろうか?
ともあれ、次回の連載も楽しみにしていますよ!
それからもう一つ。ホラーといえば、去年「友100」を発表した高本ヨネコさんが
来月号で、また読みきりを発表してくれるみたいです!
「DTプロデュース」地味でDTな主人公は、スゴ腕愛天使の助けで意中のアノ娘を落とせるか!?
うわっ!今度の漫画は、ホラーじゃなくてラブコメなのか?
そしてDTという単語は文面からするに童貞なのだろうかwどんな漫画なのか楽しみだなあ
あと、その下に予告されている
カレーファンタジー「神食〜新世紀カレー伝説〜」鷹州ひろき
きっとカレー漫画なんだろうけど、主人公が持っているのがラーメン鉢にしか見えないw
どんな料理漫画になっているんだッこりゃ、来月も楽しみすぎるじゃないですかw


ドリームス 作・七三太朗 画・川三番地
いよいよ美ら海聖都との試合が開始!
甲子園の内外を色んなアングルで描いてくれていて嬉しいな。
所々に、写真のコマとかもあって迫力が伝わってきます。
甲子園に行けば、トラッキーアイスバーとか売ってるのかな?
それからこの試合は、第92回大会みたいです。
2008年が90回大会なので、この漫画は2010年に行われているのかな?
久里投手の

おまえは今、幻の中に生きている!!

このケンシロウ的発言は、一体何を意味しているのだろうか?
来月が待ちきれんw


一瞬の風になれ 原作・佐藤多佳子 漫画・安田剛士
ただの走るだけの漫画かと思っていましたが、その走るシーンが気持ち良い!
無理やり100%とか名言も入ってるし
メール受信した時の顔が、猫祭くんっぽいのがさらに良いw


スペシャルCINEマニア 真島ヒロ
最初に絵を見た時、吉河美希さんかと思ったw
だってハトがいっぱい描かれてたから〜
レッドクリフ三国志ブームが来るのなら、まんが少年三国志を単行本化して〜
それにしても、生まれた仔馬の名前が「萌萌」とは!
どんな風に足をプルプルさせながら生まれてくるのか楽しみだw


聖☆ピスタチオ学園 名島啓二
コロスをちょっとずらすと
エロスになるのを発見するなんてスゲ〜
てか、このネタはネットで既に生まれているのかな?調べるの面倒だから調べないけど…


おれはキャプテン コージィ城倉
栄光城学園の普通の攻め方が、今日の阪神に出来ていれば勝てたかもね…
こういう嫌らしい野球がソツなく出来るチームが、トーナメントでは勝ち進んで行きそう。
はたして、朋王学園は打ち崩す事が出来るんだろうか?


よんこま!
佐藤友生さんの4コマが一番面白かったなw
こういう一万があるからこそ、真のホラー漫画家になれるのかも。
それはそれとして、吉河美希さんの4コマは単行本に収録されるのかな?
CHIMESの4コマは単行本に収録してくれたけど…


スミレ16歳 永吉たける
まだ心が入れ替わった設定が続いているしw
しかも先月よりも何やらパワーアップして、面白さが2倍のさらに倍!おまけにもう一丁倍!ぐらいになってる。

オレ発生!オレ発生!

は一度は挑戦してみたいネタだ〜
これが先月のギャグ祭に載っていたら断トツの一位だったでしょうね。
今月のアンケでもかなりの上位になるとみましたよ。
ここまで続いちゃうと、どうやって元に戻るかのネタを考えるのも難しいかもね…
新たなる腹話術師を登場させるしかないのかw


RPL〜ろーぷれ〜 宗田豪
無事に単行本発売おめでとうございます!
今回は、特にオタネタは無かったですがボクっ娘好きにはツボに来ましたw
部活ではジャージ着用だけど、制服ではスパッツ着用ってのもなかなか良い設定ですね!


主将!地院家若美 やきうどん
こちらも、先月のギャグ祭より面白いネタが飛び出していますよ〜
さすがに一般人にはゲイネタは禁断だと思って封印していたのかなw
それにしても、うどん氏はスパルタンXの効果音が好きだなあ
あと螺木奈ちゃんが、貧乳設定に戻っていたのが良かった。
単行本化を企んでいた一時期は、ボインちゃんになっていたからな…
一度、地院家若美の体に乗り移って熱い欲望に燃えてみたいです!
無駄に良い運動神経を発揮しているロベスピエ子先生にも笑った。
あの携帯で撮られた写真は、いずれ何かのネタで登場するのだろうかw
巻末のツッコミは

なんとなく分かっていたけど、柔道部に心のきれいな人は雨宮1人だった!



漫画家への花道』 久米田康治
マガスペ久米田康治さんが初登場ですよ!
と喜ぶのもつかの間、ネタ出ししている新人の中にCTCでお馴染みの佐藤将さんがッ
着々と講談社にネタを書き下ろしているんですね。順調に行けば来年には、マガスペデビュー出来るかも。
他にも、高本ヨネコさんや、浪漫タム&チェー・リー・Cさんの活躍も見れて読み応えたっぷり!
知らない新人の中では、石垣冬樹さんの4コマが凄かったな!
こんな4コマを描くから、久米田康治さんは思い出したくないコンニャク風呂の話題まで飛び出す始末w
新人の読み切り&久米田康治さんの再登場もお待ちしております。


鉄人奪還作戦〜シメオンの逆襲〜 原作・横山光輝 漫画・さとうふみや
こちらのロボ漫画も、盛り上がってきましたよ!
このシメオンの逆襲が終わったら完結かと思っていましたが
どうやら、まだまだ続いてくれるみたいです!
PX団とか超能力部隊の真相とかは、これから明らかになっていくのかな。
さとうふみやさんは、これだけを描いているみたいだから完結まで描ききってくれそう!
この後は、どんな横山キャラクターを登場してくれるだろうか?
それにしてもシメオンは急にアゴが長くなりすぎだw
もしかして復活のたびにアゴが長く尖る病気にでもかかっているんだろうか。


お憑かれさん 島田英次郎
今回は色々と為になるネタがあったな〜
それにしても電車ネタで妖怪のお医者さんと被るとは、思ってもみなかった…
これも毎度のタイアップネタだったんだろうか。それとも単なる偶然か?
マツタケの意外な効能を漫画で知るとは思わなかったな。
お年寄りがマツタケを食いたがる訳がようやく分かりましたよ。
食事の前に、マツタケの茶碗蒸しを食べてみて、本当に効能があるのか試してみたいと思います。
マツタケの茶碗蒸しがあればの話ですが…
今月の巻末ツッコミ

金は食よりも強し…。
そして、芳香は死臭へと変わりました。