目指せ4万キロ!

越山先生かく語りき

先週の27日に新長田で行われた『三国志祭』の感想をあれやこれや。
前回はわりとしょぼい仕上がりのイベントになっていましたが
今年は映画レッドクリフの特別映像&前売り券販売や
三国志関係のグッツ販売、そして横山光輝さんの三国志年表などあって充実してましたよ!
最初は参加しようかどうか迷っていたのですが、三国志祭のチラシを見て仰天!
なんと越前屋俵太さんこと、俵越山先生がやってくるとあっては
バスコロファンとしては、見逃す事が出来ないイベントですよ〜
前日にパソコンがクラッシュすると言うアクシデントに見舞われてドン底まで気分は落ちていましたが
いざ会場に訪れて、生・越山先生を拝見した時には、テンションが上がりまくって楽しかったなぁ
今年一番の思い出になるぐらいのインパクトがありましたよ。
越前屋俵太さんとしては、2005年ごろから芸能活動を中断して、京都の山に篭って隠居生活を送っていた模様
その頃は、TV局に対して演出の名の下にやらせを行って収録するのに憤りを感じて
TV業界から身を引く事を決心したと今回のイベントで言っておられました。
そして、家族と共に山の中で生活をし、自身は日雇い人夫の仕事をして日給2万を稼いでいたと。
山で生活をしていると、近所のお婆ちゃん達が、要らないと言うほどの白菜などの野菜を持ってきてくれたりと
食うには困らず、金銭面でも日給2万で20日働けば十分足りる生活だったと振り返っていました。
この生活形態を聞くと、同じ様に芸能生活から半リタイアした、きんた・ミーノさんを思い出すな〜
このまま順風に過ごせると思ってた京都山奥での生活ですが、ある事をきっかけに俵太さんの心が揺り動かされて
再び、表舞台に打って出ようと決心します。
これまでしてきた日雇いの仕事は、解体した家などの廃材をトラックに積む仕事だったらしいのですが
何も考えず毎日仕事(一日5時間程度)をこなしていた様ですが
ある時、その廃材を積んだトラックがごみ捨て場ではなくて、山奥に不法投棄している事を知り
この仕事でも、やらせが行われていると思い愕然として、他の仕事へ移る決心をしたみたいです。
誰も裏切らず人の為になる仕事を探し続けた結果、その昔、関西テレビで放送していた
「お見事日本」で演じていた書家俵越山として、再デビューを決心。
書をしたためる事によって、みんなに元気を与えようと色々なアイデアを検討しました。
まずは、北海道に30キロも直線の道が続いている事を知り
その道を越山先生が筆を持って書き走る事を思い付いたみたいですが
30キロもの道に敷く紙の話題になり、それだけ用意しようとしたら数千万かかる。
いやいや知り合いの業者に頼めば、800万ぐらいで用意できない事も無い…
などと金銭面の話が出てきて、夢が夢で無くなってきたので、これじゃあイカン。
もっと壮大な夢を作って、誰にも成し遂げれないようなイベントを盛り上げなければ!
という俵越山先生の発想によって、この計画は一時凍結し、新たなる企画の立案へ。
地球を一周丸ごと書ききってやろう!
というアイデアを打ち立てて、赤道の周囲4万キロを書ききるアースドローイング計画を発足。
その第一弾(?)として、新長田での三国志祭が選ばれたみたいです。
アースドローイング計画とは

会場に訪れた人に訪れた人に、一枚2000円ぐらいでTシャツを買ってもらい
それを雨合羽の上に羽織り、一列に並んで貰います。
そこに筆を持った越山先生が横一文字に書き走る!

てな具合の計画でございます。
Tシャツの横幅が約30センチぐらいなので、これを何万人と続けて行き
4万キロを超えるのを目標とするのが、この計画の目玉です。
何年かかるか判りませんが、というかとても俵越山一代では完結できない壮大なプロジェクトになります…
この計画を打ち出した俵越山先生は、これからも各地のイベントへ足を運んで
お祭を盛り上げて、アースドローイング計画を実施し続ける事でしょう。
TVなどへの復活は未定ですが、これからは地域密着の書家として
訪れる土地土地で、愛嬌を振り撒いてい貰いたいです。
ちなみに、アースドローイング計画で書かれたTシャツは、各人が持って帰る事が出来ます。
このプロジェクトの為に特殊な墨を開発したので、一度乾いてしまえば
洗濯しても墨が落ちる事は無い模様。
越山先生が、一気に書き上げるので、人それぞれ違った一筆になるレア物です。
アースドローイングの模様は、こんな感じです



今回のイベントでは、会場が小さかったので、非常に近くで越前屋俵太さんを見る事出来ました。
TVでの印象は、スーツを着こなして水辺に落ちるイメージが強いので
きっとスーツの似合う背の高い人だとずっと思っていましたが
横をすれ違った時の印象では、身長は160代の小柄な感じでした。
背が高く見えたのは、頭の上にぬいぐるみを乗せたり、髪の毛が立っているヅラを被っていた所為なのかも。
この日一日で、さらに越前屋俵太さんが好きになりましたよ。
次に俵太さんをお目にかかる事が出来るのは、どの機会になるのかな〜
また神戸のイベントにもやってきて欲しいです!
最後に、今回の三国志祭の開幕を記念して書き上げた越山先生の書を

イベント直後に撮った一枚です。
三国志の山車を見終えた後に、もう一度会場の前を通ってみたら
この書にサインと落款が押してある状態になっていました!
ですが、もう会場は後片付けで忙しそうだったので、無理に入るのは諦めました…
この大きな書は、どこかに飾ってくれるのでしょうか?
鉄人プロジェクトの今後の動向を見守りたいと思います…
それから、会場の入り口にあった俵越山先生のブースの写真も

この日は手ぬぐいを2種類販売していました。各1500円。
手ぬぐいは青いのを一枚だけ買いました。その写真はまた後ほどに。


今日は長くなりましたので三国志祭のメインである山車の写真も、また後日に〜