完結の真相を考える。

今巻のびっくりどっきり能力

長田悠幸の『TRIBAL12』3巻を購入。定価514円+税
雑誌連載時には、怒涛の急加速でまとめに入ったので
打ち切り展開かと思っていましたが
今となってみると違う面が見えてきました。

TRIBAL12(3)<完> (KCデラックス)

TRIBAL12(3)<完> (KCデラックス)

今週の、コミックバンチを見て驚きましたよ!
北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』アニメ化決定!
トライバル12が巻き展開に入ったのは、このアニメ化の為に長田悠幸さんが狩り出されたのですね。
トトシリーズを完結させる事も、漫画家としての一使命ですが
たとえ原作付きであったとしても、自分の描いた漫画がアニメ化されるとあっては
どちらを選ぶかと言えば、やはりアニメ化を取るのが正しい選択だと思います。
長田悠幸さんは単独でもジフ動画で、アニメを作っていらっしゃるので
今回のアニメ化では、かなりの仕事をこなすのではないでしょうか?
丸投げではなくて、アニメの一部を長田さん一人で仕上げてしまいそう!
アニメ本編では、さすがに毎週の事を考えると無理っぽいですが
OPやEDの1・2分のシーンなら、長田さんが一人で絵コンテから動画まで描き上げてくれそう。
もしくは、アニメがCMに入る時に挿入される数秒のアイキャッチを長田さんが動かしてくれるのかな?
長田悠幸さんのジフ動画の実力はHPでも公開されているので
まだ見ていない人は、ぜひチェックしてみて下さい。
騎馬動画(ジフアニメ)
きっとこの仕事が入ったから、連載を今年頭で終らせたに違いないと思います。
アニメ化に際してノータッチならば、きっとトライバル12と並列して仕事を続けていたと思うけど
アニメ製作にも参加してとなるのなら、連載との掛け持ちは難しいですからね…
あと、掲示板の方を見てみると、秋頃から他の連載で連載を始めると書いてあったので
きっとアニメ放送中に、ラオウ外伝の番外編を連載したりするのかも。
それとも全く別の漫画を描くのだろうか?
いずれにしても、秋以降の長田さんの活躍が待ち遠しいです。


前置きが長くなりましたが、トライバル12の感想
まずは雑誌連載時からの描き足しと、台詞の変更とかを。
遊楽のハイドの振り仮名は(ゆらのハイド)だった様な気がしましたが
単行本では(ゆうらくのハイド)となっていました。これは覚え間違いかも知れませんが…
描き足しページとしては、トライバル12のメンバーで能力と存在が判っていなかった
ネズミとリュウが、単行本で明らかになっています。

ネズミ 名前・無限のミニー  技名・絨毯走者の行進(小人が一斉に襲い掛かる)
リュウ 名前・夢語りのホテイ 能力・喪失…

13話の冒頭でミニーとウーが、傲慢のカナルバルと戦うシーンが3Pほど追加されています。
そこで、ミニーの能力が初めて明らかにされる事に!
でも大した活躍も無いままに終っちゃいました…
2巻で銀騎士ディーノが、ミニーに対して太古の者のデータチェックを命じたのは
この分身技で、一気に調べられる事が出来ると思ったからなんでしょうね。
そして、最後の最後で明らかになったのは、竜の能力者ホテイです。
連載時には、竜の能力者が出てこずに寂しかったのですが
まさかマスターであるホテイが、竜の能力者だったとは!
個人的にはもっと読みたい漫画だったな〜
カガチとメリーが組んで、変な冒険するシーンとか面白そう。
全然かみ合わない二人を強引に旅させるのは、盛り上がりますからね〜
その分、作者の力量が試されるけど…
また、魅惑的な能力者が入り乱れて戦うファンタジー物の連載を待っています!