第2部再開を待っています…
正木秀尚さんの『ひきずり香之介 狐落し』を購入。933円+税
収録作全5幕の内、後半4話は雑誌で読んでいたのですが
第一話は見た事なかったので、初めて読んだ時は驚きましたよ!
まさかこんな隠しネタが潜んでいたなんてw
ひきずり香之介狐落し 序の章 (キングシリーズ 刃コミックス)
- 作者: 正木秀尚
- 出版社/メーカー: 小池書院
- 発売日: 2008/05/20
- メディア: コミック
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ドランクドラゴンは何の繋がりがあって出演したのかな?
雑誌との絡みなのか、それとも正木さんが好きな芸人だったので描いてみたのだろうか。
いずれにしても、なかなかのチョイ役ぶりでしたよ。
今回この単行本として読み直して見て判った事は
主人公の愛州香之介の過去があまり明らかにならなかった事…
てっきり、第一話は香之介の妻が狐に取り憑かれた話かと思っていましたが
最初から妻は死んでいて、妻に取り憑いてた狐を捜し求める。という所から漫画は始まっています。
この序之章では、妻との過去は全て明らかになる訳ではないですが
様々なタイプの妖狐が登場して、毎回違った退治の仕方をしていて面白い!
殺陣として珍しい所としては、ひきずり香之介と名乗っているだけあって
刀の鞘を地面に引きずりながら、敵に駆け足で接近するシーンが格好良い。
日本人らしい腰を落とした姿勢から、前傾で駆け抜けて居合一線で斬り倒す殺陣は素晴らしいアイデア。
低いカメラアングルの疾走はたまりませんよ。
さらには、正木さんお得意の雨や水の描写に加えて
この香之介シリーズから始まった効果音の漢字表記が決まっていて
画面全体から溢れる和のテイストが痺れる位格好良いです。
そしてもう一つの見所は、登場する女性の髪形。
女性の髪結いの名前は文金高島田しか知らないので、どう言い表したら良いのか判りませんが
ここに出てくる女性たちは、それぞれキャラに合った髪型で登場していて楽しいです。
第一幕の商家のお嬢さんのきちっと決まった髪形と、狐に取り憑かれた時の乱れた髪型の対比も素敵。
一番好きなのは、第三幕の琵琶を弾く巡礼者の髪型。今でも通用しそうな綺麗な髪型ですよ!
そんな魅惑の女性たちが、狐に取り憑かれ破廉恥に乱痴気騒ぎしている所を
香之介が刀をひきずりながら、狐をいぶり出して一刀で仕留める漫画です。
帯に書いてある文句が全てを言い表しています。
あやかし つや
妖 と 艶 の時代劇
この序章が売れて貰って、次は舞台を京の町から江戸に変えた第二部の開始が待ち遠しい!
と思ったのですが、今日コンビニへ出かけたら仰天のニュースを知りました…
『コミック刃 休刊のお知らせ』
単行本がいくら売れようとも雑誌が休刊しちゃ第二部を始める場所がないですよ!
正木さんが載っている号しか買わなかったから休刊しちゃいました。
設定をそのままでどこか他の雑誌へ移籍する事は可能でしょうか?
ガンダルヴァも時を経て、別の出版社から出たぐらいですから
このひきずり香之介も、他へ移って是非とも完結して貰いたいです。
コミックリュウとか、モーニング2辺りで救済してくれないかな。
時代劇ブームの中、映画化されてもおかしくない逸材なんだから、移籍先に恵まれます様に!
ちなみに、この単行本は新刊売り場には置いてなかったです…
時代劇コミック&小池書院の本だった為か、時代劇本のコーナーに置かれていました。
新刊売り場で見つからない場合は、店員に尋ねるか、時代劇コーナーを探してみましょう。
正木秀尚を検索していたら、こんなサイトを発見しました。
『Private Eyes 〜Yoko's Monologue〜』
正木秀尚さんは、高知在住の漫画家さんだったのか。
という事は、漫画の大部分をアシスタントを使わずに一人で仕上げているのかな?
だとすれば日本家屋や着物などを描こうと思ったら、隔月連載でも大変ですよ…
次の連載先が、無事に見つかってくれると良いけどなあ
追記
漫画とは一切関係ない話を一つ。
夏場が近づいて、そろそろクーラーを稼動させようという方に朗報。
びっくりくりくり・くりっくりッでお馴染みの浜根隆さんが経営している
『エアコンクリーニング HAMINI』でお掃除を頼んだ方のブログを発見しました。
『HILO☆美容師日記』
今回は家庭用ではなくて、業務用エアコンの掃除の模様を写真に収めてくれていますが
驚くほど綺麗になっているのが判りますよ!
分解して部品から清掃すれば、こんなに見違えるものなのか。
外見の汚れもそうですが、内面から綺麗にしているので冷房の効きも変わり電気代も安くなるとか。
一回、どれだけ汚れているのか清掃して貰いたいなあ〜
大阪近辺にお住まいの方は、ぜひお試し下さいませ。