アクロバティックG
「BOUT87.爪」
ゴリラ対ライオンの戦いは、まだまだ序盤戦。
ライオンの鋭いツメを掻い潜って、ゴリラは技を仕掛ける事が出来るのか?
前回の戦いでは、KoKの周りを素早く回り
フェイントを使っての奇襲攻撃をしかけたコンガでしたが
KoKの動体視力と反射能力は、想像以上で掴みかかる寸前にツメの攻撃を受け
顔に浅い傷を付けられて、危うく難を逃れました。
そして、今回は左右の動きがダメなら上下の攻撃!
という事で、飛び上がって空から無防備な背中を狙う作戦に出たコンガ。
が、やはり相手は生ける伝説KoK、猫の様にしなやかな身のこなしで体を入れ替え
虚を突かれたコンガへ鋭いツメ攻撃を!
ライオンのツメがどのぐらいの威力があるのかといえば、作中の説明として
爪はまさに出刃包丁5本がぶらさがっている代物
と虚人魁人康芳夫 国際暗黒プロデューサーの自伝を引用していました。
出刃包丁の切れ味をライオンの筋肉で振り回していたら、どんな物も切り刻まれてしまうでしょうね…
ゴリラの体毛で幾分防げると思っていたのですが、そんなものは何にも役に立ちそうに無いです。
一撃を喰らっても相手の足を取りに行く、という作戦はどうやら不向きみたい。
あのツメの届かない位置から間接を決めに行くのは至難の技だな。
どうやってコンガはKoKに立ち向かっていくのか楽しみだ!
今回の対決を見ていて思ったのは、両者共に無口キャラなので
対決シーンでは、会話なしで動きの連続で見せているサイレント漫画。
そして、一悶着あった後で、解説キャラが今の動きを説明するという
動と静のメリハリがよく効いた戦いになっています。
このパターンを繰り返して、決着まで持ち込むのかな?
それとも、試合の途中でどちらか一方が饒舌になって相手を追い詰めていくのか?
勝敗も気になりますが、試合の模様がどう移り変わって行くのかも見ものです。
次の更新は、5月7日水曜日と連休明けに発表みたい。
まだ単行本のお知らせは出ていないけれども、何時になるのかなあ。