荒廃した学び舎にうっかり咲いた恋の花。

担当泣かせの憎いヤツ岡田有希

百々咲高校1年C組 猫祭くん』の単行本を購入。定価562円+税
どんな単行本になるかと思いきや、物凄くゴージャスな仕上がりに!
ある意味キルビルチックな任侠アクション(ギャグ多め)
和紙に浮かんだ血糊が素敵な表紙を、是非お買い求め下さい!

百々咲高校1年C組 猫祭くん (KCデラックス)

百々咲高校1年C組 猫祭くん (KCデラックス)

発売日が、ニャンニャンニャンの2月22日なので
プリティな仕上がりになるかと思いきや
まったく真逆で予想の右ななめ上を表紙に度肝を抜かれました。
そして中身の方も、通常の1.5倍はあろうかという239Pの特盛サイズ。
されに入りきらなかった漫画は、縮小して1Pに収めてしまえと言う強引さで
連載の最初から最後までをコンプリートしてしまう完璧さにご満悦!
今ココに、岡田有希の全てが詰まった一冊が刊行されましたよ。
これは買わなきゃ損ING損ING。
何冊出回っているか判りませんが、講談社の英断ぶりに感謝ですよ。
この調子で、色んなマガスペ作品の単行本化もお願いします!


さて、漫画の内容の方ですが、未見の方に説明するならば

どてら男・猫祭忍が、嬉し恥かし赤面して身悶えている間に
周りの人が物凄く迷惑して、知らず知らずの内に番長と肩を並べるお話
後半からは、猫祭くんが背景キャラになって、いつの間にやら番長さんが大活躍!
(でも、番長さんの活躍は1Pの短縮バージョンになっています。あしからず)
はたして猫祭くんは、ヒロイン花井美穂に愛を告白する事が出来るのか!?
驚愕の地下帝国編も完全収録。読み逃しなく!

一気に読むと、猫祭くんの無謀ぶりが楽しい一冊です。
いや、猫祭りくん自体ではなくて、岡田有希さんの暴走っぷりが楽しめる一冊なのかも知れない。
色んな意味でノーブレーキの硬派ギャグ漫画は、他がマネを出来ない疾走感をみんなに味わって貰いたい。
はたして、この一冊が売れて岡田有希さんはマガスペ復帰出来るのでしょうか?
とりあえずは、3ヶ月間マガスペの映画コーナーを担当するみたいなので
また誌面で会える事を、心待ちにしております!