サウンドトラックを発売すべし!

ゾンビーノの音楽最高!

本日公開の『ゾンビーノ』を観に、難波まで出かけましたよ!
ちょっぴり出かけるのが遅れた為に、鑑賞は3時の回。
上映終了後は5時を回っていて陽も暮れ始めてきてたし…
映画は大満足だったけど、観光としては寂しかったかも
予告編のティミー君の声に心癒されて、劇場に行ったけれども大正解!
ひさびさですよ。定価の1800円を払って映画を見たのは。
その定価分以上の面白さがありましたよ、ゾンビーノは!
まず、オープニングはHPでも公開されている「ゾムコム」の広告CM
ここで発表されるゾンビ世界は、今まで知っているゾンビとは、ちと違う。
まず決定的な違いは、首輪を着ければ柔順なシモベになるって事。
柔順なシモベとなったゾンビと肩を組む博士の笑顔が素敵過ぎるぜ〜
もう一つ違う点は、世界に起こった放射能雲によって、人間の中にゾンビ因子が埋め込まれた事。
ゾンビ映画なら、ゾンビに噛まれたらゾンビになると言うお約束があるのですが
ゾンビーノは、ゾンビに殺されなくても心臓が止まったり、脳梗塞クモ膜下出血などで
生命のピンチに陥ったら、自動的にゾンビ因子が発動して、ゾンビ化してしまうのです。
感じ的には、バタリアンになる薬に似てるかも。
ゾンビーノ世界の人間が幸せに死ねる時は、死んだら速やかに首を切り離して
首だけを棺桶に入れて、体は火葬するという葬式の方法です。
この2点がゾンビ映画に新たなる息吹を産んでいました。


オープニングが終わった後は、小学生がボーイスカウトの格好をして射撃訓練w
その射撃訓練中に流れるBGMが、HPで一番最初に流れてくる陽気な曲ですよ。
公開前は、英語で歌っているので何の歌か判らなかったんですが
映画を見てビックリ!これは恋の歌だったんです。

♪彼女の視線はダイナマイト級、見つめられたら爆発しちゃうぜ〜

みたいな歌詞が、映画の字幕で載ってましたよ。
ティミーが恋するお隣の女の子は、確かに可愛いのですが
それをエエ声のおっさんの歌声で表現している模様を見るだけで笑えますw
ゾンビーノでの笑いを取る手法は、常に王道で思いっきりの良さで勝負してますよ。
映画内でかかる音楽が、どれも素晴しくてサントラが欲しいのですが売り出す気配がありません…
ここは、みんなが声を上げて何としてもサントラ発売にこぎつけなければ!
その第一歩として、みなさんどうか劇場へ足をお運び下さい。
もしくは、カナダで発売されているであろうサントラを輸入している店をご存知の方、御一報お願いします。
ゾンビーノのサントラを聴きたいよ〜


こういった一連の流れを経て、家に帰ったティミーの元に
一家が初めて購入したゾンビのファイドがやって来て、映画は予告編の通りに進行していきます。
それは、見てのお楽しみ!
つーかメチャメチャ楽しい映画です。
この映画の成功を一言で述べるならば

平和な日常が繰り返されている点ですよ!

時々失敗して、町の人がゾンビになっちゃったり、野良ゾンビが攻めて来たり
色んな事が起きるのですが、シーンが切り替われば、元通りの平和な生活に戻るのが素晴しい。
ゾンビが暴れて怖いシーンの後には、首輪ゾンビに戻った大人しいゾンビが町をキレイに掃除している。
激しく揺れ動いた後に、また一度普通に戻ってから、問題が起きて暴れだす。
枝雀師匠が提唱した「緊張と緩和」の理論です。
今までのゾンビ映画は、一度壊れた平和は二度と戻りませんでしたが
ゾンビーノは、首輪で管理されているので2・3人死んでしまっても、元の平和な街に戻るんですw
そこが、笑いと恐怖が沸き起こるポイントなのかも。
つまりブラックコメディーの王道を行く映画なんです。
今年一番のB級映画ですよ。
惜しむらくは、上映劇場が全国2ヶ所しかない事…
フィルムを2本しか作ってないのなら別ですが、今すぐにでも多くの劇場で上映すべき。
2本しかないのなら、たとえ時間がかかっても良いので、ゆっくるロードショーを続けて下さい!
来年の初頭にでも、パルシネマしんこうえんで上映してくれないかな。
2回3回と繰り返し観たい大人のゾンビファンタジー映画です。
2回観たゾンビ映画と言えば、KAVCで観たワイルドゼロ。
パルシネマしんこうえんで観たゾンビ映画はファングルフ。
最近、両劇場ともゾンビ映画の上映はしていないので、何とぞご検討を!
ちなみに、両方ともビデオテープを買いました。もちろんサントラCDも。
この2作品が好きな方が、全国に何人いるか判りませんが
ゾンビーノは、ただいま絶賛上映中です!

初日プレゼントのポストカード300枚は、余っていたみたいなんで運が良ければ貰えるかも。