琵琶の響く狐臭の舞

京都旅行気分でお読み下さい

老村で買うと、マウスパッドが付いて来てお得な
時代劇漫画 刃-JIN-』12月号を購入。定価350円
もちろん、お目当ては2ヶ月に一度登場する正木秀尚さんの
「ひきずり香之介狐おとし」第二回おようの場合
今回は40Pもの大作になっているんだけど
10P目の京都の神社仏閣を描いた背景のペン入れが出来てないな…
と思ったら、後半は白いページが多かったです。
琵琶の演奏シーンとか、奏でる音を流れるような筆遣いの効果音を表すのに手間取ったのかも。
この辺りの描写は見事だっただけに、後半の白さが気になります。
やっぱり大勢のアシスタントを使わないで、全部を一人で仕上げようとしてるのかな。
そんな出来栄えの原稿であっても、琵琶を奏でるシーンには、うっとりしますよ。
最初は、ゆっくりとした曲調で

べぃん べぃん (弦を擦る感じで)きゅりぃぃぃ
じゃらん

この一連の流れが素晴しい。
実際に琵琶の音を聞いた事無いけど、きっとこんな感じなんだろう。
そして徐々に輿が乗って来て、連引きになってくると

じゃら じゃら じゃりらり じゃりらり
じゃりらん じゃりらん
邪罹乱 邪罹乱 邪罹乱

こういう風に次第に物の怪じみて来る所なんか最高!
ひきずり香之介シリーズは読み切りと併せても、まだ3話目。
この隔月のスペースで連載が続いたら、来年の夏ぐらいには単行本が出るかな?
完成版の原稿を見るのが、今から楽しみだな〜


修羅雪姫 原作・小池一夫 漫画・池上遼一
今、池上さんの絵を見ても、脳裏に浮かぶ物はクロ高の面々がw
こうやって、はじめてちゃんと漫画を見たけれど、迫力のある剣劇シーンを描いてるな。
次回も楽しみだ。


鬼輪番NEO やまさき拓味
水中での死闘は見応えがあるな。
でも次回からは、海に潜らずに普通に戦うんだろうなあ…


金四郎無頼桜 永井豪
真面目な時代劇が続く中、こうした永井豪イズム溢れる漫画を読むとホッとするな〜
ナマズを口に入れて窒息しさせるなんて凄まじい殺し方だw
しかもフォローにナマズ食ワズ!
今回だけの読みきりかと思ったら、第21話って事だから長期連載してたんだ。
この前読んだ時は気が付きませんでした…
コミックヨシモトの探偵事務所H・Gを読んでからは、すっかり永井びいきになりました。
これからも、イカス漫画を書き続けて下さい!