その時、歴史に気付いた

デミアン時代の幕開け

ニュースを見ていたついでに『その時歴史が動いた』を鑑賞。
今日の放送は、織田信長今川義元桶狭間の合戦を描いた一本。
普段通りの織田信長視点ではなくて、今川義元を中心に紹介。
一番京都に近い人間と言われる程の男は、どのように軍事革命を起こしたかのかを解説。
天才信長をつくった男
〜今川義元 真説・桶狭間の戦い〜

何気なく今川義元の生き様を眺めていましたが、桶狭間の戦いにおいての敗戦振りを見て
はたと、とある戦いの模様に似ている事に気が付きました。
桶狭間戦いの模様とは

  • 義元の軍勢が掠奪(りゃくだつ)にはしっていたという事実について
甲陽軍鑑(こうようぐんかん)」の記述に 「義元の軍勢は乱取(濫取)で諸方に散っていた」とあります。 「乱取」とは掠奪のことを指します。 昨年、立正大学文学部の黒田日出男教授がこの記述に注目した研究を発表され 番組ではその研究に拠りました。
  • 信長が桶狭間山に向かう前に兵たちに語った言葉について
「敵が大軍でも恐れるな。敵は昨夜からの勝利に気が抜けている。  おのおのの手柄など考えず、ただ勝つことだけ考えよ」 「信長公記」の記述に拠りました。 NHK その時歴史が動いたより

ノルマルク戦記〈1〉滅びの星の皇子 (集英社スーパーダッシュ文庫)

ノルマルク戦記〈1〉滅びの星の皇子 (集英社スーパーダッシュ文庫)

桶狭間の戦いとカタステルの大夜襲の構図は、そっくり同じでした。
名前だけは聞いた事のある桶狭間の戦いですが、それがこんな戦いだとは知らなかったな。
大軍を率いて(今川は2万5千・ノルマルクは5万)敵地に攻め込み
初戦の鍔迫り合いで、圧勝した今川軍(ノルマルク軍)は、その兵の大半が
近隣の村に攻め込んでの略奪行為に勤しんでいる間に
織田軍(パルティスカ軍)の少数精鋭部隊が、一気に敵本陣に駆け込んで大将を討つ。
まさに、赤城毅の読んだままの事がTVで放送されて驚きました!
織田信長は、国を治めるに際して自分の父親の家臣である重臣たちを頼るよりも
自分自身が視察して、嫡男として家を継ぐ事の無い若者たちに声をかけ信長親衛隊を結束する辺り
デミアンが、名ばかりとなった帝国士族を集めて作り上げた黒千騎隊に似ている。
ノルマルクとパルティスカの戦いは、源平合戦の再現かと思っていたのでしたが
実は、源義経織田信長を戦い合わせるドリームマッチだった事に、今気付きました!
そんな配慮があったとは、これっぽちも気が付かなかったけど
さすがは本の蟲であらせられる、赤城おろし大先生だ!
日本では、合戦終了後の略奪行為はメジャーじゃないと思っていたけれども
この戦国時代では、割と普通にあった事なんだと改めて実感したり
今日の、その時歴史は動いたは実に為になる番組になっていました。
また今度、赤城毅サイン会が行われた際

デミアンのモデルは織田信長なのですか?

とお伺いを立てれば、ファシズム小唄を口ずさみながら踊り出すほど喜んでくれるかも知れませんよ。