びんちょうタンを読んでマジで泣く男

男の雑誌HOT DANDY

強くなければ愛せない
美しくなければ愛されない

その名も主将!!地院家若美*1
カルトなメジャー誌『マガジンSPECIAL』で2005年から連載を始めて、ついに単行本化!!

主将!!地院家若美(1) (講談社コミックス)

主将!!地院家若美(1) (講談社コミックス)

ようやくやきうどん氏の単行本が発売される日が来ましたよ。
応援し続けた甲斐が有ったってもんです。
ついに時代は変態に追いついた!
一大ブレイクしている、椿ナイトクラブを読んでいる人にオススメの漫画ですよ。
アグレッシブな変態性魅力に溢れる地院家若美にメロメロです。
が、しかし。この1巻では、漫画の面白さよりも気になる部分が一杯あります。
それは書き下ろしで加筆された「やきうどん亭」と名付けられた
柳澤鉄郎の漫画人生です。
やきうどんの経歴
1999年にマガスペでデビューして、面白い漫画を書くな〜
と思っていたら、いきなりの週刊抜擢で弱肉強食メルヘン むしまろ! コミックセット [マーケットプレイスセット]を連載開始。
マガスペから旅立っていったので、むしまろは読んでいなかったのですが
どんな漫画かと確認する前に撃沈。(すでに絶版です)
しかしながら当時の編集長の粋な計らいで、マガスペに「まんが少年三国志21」として復帰。
これも楽しく読ませてもらってましたが「ギャグ祭り」なる宴に敗北して、あっさり打ち切りに…
その当時、確かナツメハルオのサプリメンも連載していたはず。
このサプリメンも単行本にならなかったのですが、その真相がようやく判明しました!
マガスペギャグは基本的に単行本化しない
こんな血の掟があったとは、長年読んできたけど知らなかった!
好きなギャグ漫画がひっそりと消えていった謎が、ココで初めて理解できました。
吐息寿司酢郎の「たのしい高校三年生」や森一生の「バスケマン#5」とか面白かったのになあ
そんな不運の波に揉まれながら、たくましく生き延び続けた柳澤鉄郎さんは
まんが少年三国志の名サブ*2キャラ地院家若美を主役に据えて、格闘漫画として再デビュー。
今までアシスタントとして一緒にやってきた友人とタッグを組んで、やきうどんと改名して心機一転
実家の農作業をこなしながらの、兼業漫画家としてコツコツと下積みを続け、ようやくの単行本発売。
これが涙無くして読めるだろうか?いや、読めない。(反語)
漫画の面白さよりも、やきうどんの実生活の方が見所満載なのかも知れない。
そんな青色吐息の現状ではありますが、単行本を最後まで読んで涙しました!
なんと3月には、地院家若美の第2巻の発売が決定しているではないですか。
この勢いをバネにして、マガスペを読んだ事の無い層の変態イズム溢れる紳士に
マガスペの面白さをアピールして貰いたいモノです。
地院家若美の変態ポイントは2巻で一気に急上昇する予定なので
この第一巻は非常に読みやすいものになっています。
2巻では可愛い妹、地院家螺木奈も登場。まんが少年三国志時代の螺木奈も載せて欲しいな。

*1:名前を逆さから読んでは行けない!!

*2:Wネーミング