萌えよ!スナイパー

スナイパー萌え。否ユエ

せっかくの映画の日。どんな映画を観ようか検討した結果。
ドラゴン・スクワッド』に決定。
理由は簡単明解。他の映画館は、割引料金で観れるけれど
三ノ宮シネフェニックスは1800円でしか観れないので、映画の日を選びました。
映画館に入って分った事は、あんまり客が入ってないって事ですよ。
映画の日なのにこの客入りでは、これからの映画館の存亡が気になって仕方ありません。
そんな事はさておき、このドラゴンスクワッドは素晴しい映画でしたよ!
やっぱり銃撃戦は、香港映画に限りますな。
この映画でも多種多様の銃の乱射が楽しめましたよ。
マシンガンによる乱射。ピストルによる応戦。ショットガンによる破壊力。
ライフルによる狙い撃ち。ナイフによる一閃。ワイヤーによる逆さ吊り。
銃撃戦の中にも、色んなネタが仕込まれていて非常に楽しめる映画になってました。
やっぱりワイヤーで引っ張るネタの元は、必殺仕事人なのかな?
単純なドンパチものに終わらず、常に色々な手法を駆使して盛り上げようとする
この企画の意図を十二分に満喫できました。
ストーリーにおいても、悪のボス・パンサーを捕まえる。という当初の目的が失敗し
警察側は、何に手をつけて良いのやら分らない内に、次々と事件が連鎖していく様子も面白かった。
この映画は、警察の視点で犯人を追い詰めていく物語ではなく
犯人側に優先権があって、その後を警察が追いかけていく物語になっているな。
そんな後手後手に回っている警察も、サモハンキンポーが表舞台に復帰してからは攻撃の始まり!
警察ドラマのお決まりである、郊外の古びた工場に敵一味をおびき寄せて大激突。
そこでは、大銃撃戦が起きる訳でなく、あくまでも1対1で決闘する様は見事だったな。
特にお気に入りは、スナイパー同士の対決。
物語前半での決闘シーンは、ビルの屋上同士で遠くからの狙撃で
お互いに良いポジションを求めて、移動しながらの白熱した戦いだったけれども
この後半の一騎打ちの戦いでは、墓場を舞台にライフルを手にしながらも
10メートルぐらいしか離れていない相手に、撃ち合うという無謀さ。
普通にピストルを使った方が良いのでは?
と思うのが素人の甘さ。スナイパーは自分の愛用の銃しか使わないのですよ!
感激した!元ベトナム軍のスナイパー・ユエの長髪に感激した
スナイパーで銃を構えるにあたって邪魔になるだろう長髪を気にしないユエに「ホの字」ですよ!
もう他の役者はどうでも良いや。
スナイパーの、スナイパーによる、スナイパーのための映画です。
あと格好良かったのは、ショットガンを撃つワイヤー使いの悪役。
大したセリフも無く、あっと言う間に死んでしまったのが残念…
彼のショットガン使いは並々ならぬものがあったのに。
パワー馬鹿のアメリカ人を生かすぐらいなら、このワイヤー韓国人にもっと光をあてて欲しかった。
あと、この映画で良かった所は登場人物にすべてクセがあった点かな。
髪型や服装がそれぞれ違うので、名前と顔が覚えられなくても、大体の雰囲気で
この人は、こっち側の陣営の人間だ。と言うのが瞬時に認知できる点。
こういった人物が一杯登場する、群像劇になると誰が誰の味方やら分らなくなる事が多い。
特に、ハリウッド映画の白人一杯系は訳が分らなくなる。
この映画も大体はアジア人で統一されているけど、コートを着ているのは良い者とか
個性がハッキリしているので、何の混乱も無く映画を見終える事が出来ました。


パンフレットを良く見てみると、製作総指揮がスティーヴン・セガールになってる。
自分の映画は、最近つまらないのに他人の映画を製作すると面白いじゃないか!
こうなると次回作の『沈黙の傭兵』も見たくなるなあ。
あとは、近くの映画館で上映されるのを待つだけだ。
最新作で、サモ・ハン・キンポーセガールの一騎打ちを見たいと思っているファンは
全世界に10万人ぐらいはいると思っていると。と記しておこう。