日本刀を一番上手に使える男

先着プレゼントのポストカード

フフン、なるほど「戦馬鹿」とはよく言ったものだな
マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝』を鑑賞。
こいつは、スゲー映画ですよ。
B級映画史上に残る、最強の殺陣ここに極まれり!

千葉真一 VS 倉田保昭

この頂上決戦を見ずして、アクション映画好きは語れないですよ。
内容やストーリーは、この際どうでも良いですよ。
オープニングの長回し5分間の白熱の150人バトル!
そして、ラストの千葉真一倉田保昭素手&得物バトル。
この間にある、若手のコントみたいな繋ぎのストーリー進行も
2回のバトルの前に霞んでしまう…
レンタルビデオが出た際は、ぜひ最初と最後のバトルに千葉真一の登場シーンを繋いだ
30分アクション映画編を作って欲しいな。
特に。倉田保昭の太刀捌きは凄いですよ。
もう、人を何人斬った判らないぐらいの殺気むんむんです。
それに挑む千葉真一は、野武士の様な目付きで突進していく姿が素敵すぎ!
この二人の年齢を併せると125歳!
本当にアクションが出来るのか?
と疑問が出てくるけど、年齢を考えさせない
いや、年齢を重ねる毎にさらに熟練味を増したかと思わせる
鋭すぎる一撃の連続に、ハラハラドキドキしっぱなしで!
谷垣健治監督インタビュー』を読むと

そういえば、アクションの見本を僕が演じて見せたら
千葉さんに「遅い!遅いよ!オレならもっと早くできるよ!」
と言われちゃいました(笑)

あの二人動きには無駄が無いです。
相手の急所へ最短距離で一発!二発!の連係攻撃なんか
今時のアクション俳優には真似出来ないキレがありますよ。
この映画を劇場で見ずに何が映画マニアだ!


と、ここまでベタ褒めしたからには、少しはダメ出ししなきゃw
何と言っても、この映画は前後半の2ヶ所のバトル以外は
低予算丸出しの潔い馬鹿映画に仕上がってますから!
ここまで予算がない事を包み隠さず、逆に応援したくなります。
B級映画好きにはゲラゲラ笑い所満載。
キュベレイ2を踏み壊されて、古谷徹化してオタ台詞を吐かせるあたりは
マニア心をそそられてしまいます。
ガンダム好き=アクションマニア=フィギュアオタク
このゴールデントライアングルの中心に居た人は
観客の中で何%ぐらいなんだ。狭い客層へ向けてのネタを練り込みすぎだw
それから、小野篁役の人が、ばったもんの京本政樹ぽくて良かったな。
もし映画がヒットして、予算が豊富に使えるなら京本政樹も出演させてあげて下さい。
特撮好きだから出たかったのかも。刀を持って暴れまわる京本政樹も見たかったなあ
この映画の最大のツッコミ所としては、ラストバトルの向う7人衆。
敵が潜む、五重塔に乗り込むわけですが、その塔の中で6人は闘っているんですが
残りの約一名・アドゴニーだけは、どこかに消えてしまうんですよ…
でも、ラストシーンではちゃっかり戻ってくるし。
アドゴニーは何所へ消えたのか?
その辺りの事は、DVDになった時に明らかにされるのかも。
居ても居なくても、どうでも良いような役だけど…数合わせの一人っぽいし。
思いっきりツッコンで楽しめるのは、これぐらいかな。
あとは小ネタが豊富に有って、クスクス笑いながらドラマパートは楽しめました。
小学生の時に、キョンシーに出てくる御札を描くのが上手なヤツが居たなあ
とか、昔を思い出させる懐かしい描写が結構出てきて嬉しかった。
監督曰く

楽しかった頃の80年代の香港映画を思い出そう

との意気込みで作った映画です。
在りし日の胡散臭げで面白い香港映画好きな方も劇場へ急げ!


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