二夜連続

北極点と北磁極が違う事を知った…

魔大陸の鷹シリーズの最新刊『氷海の狼火』を読破。
まさか、1ヶ月に3冊も赤城毅の本が読める日が来るとは
誰が想像していただろうか?
でも3冊の小説が読めるよりも、6Pのあとがきを読める事の方が幸せな気がしてきた。

氷海の狼火―魔大陸の鷹シリーズ (ノン・ノベル)

氷海の狼火―魔大陸の鷹シリーズ (ノン・ノベル)

新・魔大陸の鷹アガルタの秘宝編第2巻を読み終えました。
小説は、前回の秘宝を手に入れて日本に帰る船路から始まりました。
なので毎度お馴染みの伊集院従吾の脱走劇がなくて残念…
やる気が無いのに連れ回される伊集院が良かったのに。
それとは好対照に、来なくて良いのにやって来る小粋な日本語を話す
ビリー・ホーキンズ大尉が登場して、物語を盛り上げてくれます。
むしろ、この巻の主人公はホーキンズ大尉と言っても過言ではないぐらい。
3巻では、もっとスチャラカに生きて苦難から逃げ回るイジューインを見たいな。
地獄の1丁目を抜けると、2丁目(ミレーユ)と3丁目(巴)の交差点に
閻魔大王(伊集院隆介)が睨みを利かせ、三蔵法師(大木戸博士)が後ろで笑っている。
そこへ飄々とホーキンズが遊びに来て、ちょっかいを出し
脱兎の如く逃げ出そうとした先には、ハズブラートフ中佐がサーベル片手に仁王立ち。
そんな状況下まで追い込まれて、やっとこさ重い腰を上げる我らがイジューン・ジューゴ!
もっと秘境へ旅立って、現地の人(化け物でも可)との交流を重視して欲しい。
今回の「氷海の狼火」の欠点を上げるとするならば、大好きな万能執事安藤さんの活躍が激減…
戦艦に乗ったら、得意の料理や運転の腕前を披露する事が出来ないからな。
ラストでトミーガンを乱射してるけれど、そろそろ違う銃も撃って欲しい。
対戦車ライフルとか散弾銃など出て来ると楽しいなあ
銃身を切り詰めたブルドックなんかをぶっ放す安藤さんが見たい。
これなら、恐竜でも何とか撃退できますよ。
それから早川巴は、意外な役立ち方を考えて欲しい。
2巻ではベンケイこと大日本超科学鋼鉄人間大木戸十四号を使っただけだった…
これから先は、ベンケイ要員として固定されちゃうのかな?
役に立つ巴ちゃんには興味有りません。役に立ちそうにないと思っていたのに
意外な実力を発揮する巴ちゃんが良いんですよ!
毎回、新しい魅力が見付かる事を期待していたのに。
その魅力によって己の価値がグンと上がり、ミレーユ男爵夫人に対して

ほほほほっっ!ベンケイは、若い反射神経がなければ、自在には操作できませんのよ。
ご年配の方には、少しばかり骨が折れるのではないかしら?

この高飛車な態度がたまりません。
その場に従吾が居たなら、強烈な鞘当を聞いて胃潰瘍が2・3個出来たのにw
こういった台詞回しこそが、赤城おろし毅の真骨頂なはず。
あとがきを書く暇が無いのなら、じっくり本編のネタを充実させて下さい!
次回は「燃える地平線」との事なので、モンゴル草原が舞台になるのかな?
日米露の3ヶ国の争いに、アガルタの秘宝を守る恐竜軍団が乱入。
ラストはアルビ騎士団との手に汗握る大激突を楽しみに、来年2月が来るのをお待ちしております。


本の帯に『祥伝社』秋のオン・ステージ開幕記念「旅行プレゼント」!
なる企画が開催中。応募券を送れば、旅行券とか図書カードが当たる模様。
この葉書を利用して

赤城毅の本にはあとがきが必要です!

と送りつけたら、3巻ではあとがきフィクションを書いてくれるだろうか?
読者の要望が赤城おろし毅まで届きます様に〜