ビューティフル腕固め炸裂!

トニー・ジャーのサイン入りポスター

ついにトニー・ジャーが劇場にやってきた〜!
トム・ヤム・クン』を観に行きました。
トニー・ジャー49人連続関節技ギメ』を先に見てしまうと感激の怒涛のシーンも台無しw
でも、爆笑できたら良しとするか。
まず映画が始まって驚いた事は、一番最初は象の登場。
このゾウさんが、めちゃくちゃ可愛い〜
5分ぐらい、象とトニーの成長をゆっくり見せていくシーンで
タイの田舎で健やかに育っていく2人が、兄弟以上の仲の良さを見せてくれます。
この最初の映像だけでも、トニー・ジャーの新たなる一面を見ましたよ。
さすがは、自宅に2匹の象を狩っているだけあって
象の扱いには慣れていましたよ。


そして、事件の勃発!
その可愛い弟象と立派な親象の2頭が、密輸組織に連れ去れてしまう!
怒りに我を忘れたトニー・ジャーが、タイの親分の屋敷に殴りこみ。
ここからが、いつものトニー・ジャー全開ですよ。
手下どもをボコボコにして(最初の見所)象の行方を聞き出す事に成功。
その後、銃に狙われるも、ボスの息子を盾に取って逃走。
ボートに飛び乗って、水上でのチェイス!(第2の見所)
色々有って、親分一味が全滅w
唯一の手がかりは、オーストラリアの料理店「トムヤムクン」のジョニーの写真のみ。
一路オーストラリアへ
オーストラリアに到着してからは、悪党どもが次から次へとトニーに襲撃し来る。
(これ以降は全編が見所ですよ!)
その辺の理由は良く判らないが、アクションの連続でトニーが孤立奮闘。
ただ単に蹴る殴るのシーンではなくて、廃屋の工場を所狭しと走り回ります。
そのスタントシーンを見る限り

人間って、やろうと思えば空をも飛べるはず!

そんな思いが脳裏に横切るぐらいに、壁を蹴ってフェンスを掴み
あちらの壁から、こちらの窓へ
と言った具合に空中をなめらかに移動する様に酔いしれました。
軽業スタントのお次は、ガチンコバトルへ。
4分間の長回しシーンでの、塔駆け上りアクションは
映画界に新しい旋風を巻き起こしますよ。
トニーの怒りは誰にも止められないぜ〜
魔のトムヤムクン塔を攻略後は、お待たせしました異種格闘バトル。
水しぶき舞う中で戦う決闘は、今後のゲーム業界に多大な影響を与える事でしょう。
そして、ラストバトルは大ボスが居る高層ビルへと殴りこみ
ここで上記で見た49人連続関節技ギメがッ!
映画本編では、とてもあんな実況が入るお馬鹿シーンではない
究極の怒り爆発シーンでした。
49人を一網打尽にした後は、宿敵のプロレスラーとの熱き決闘。
この映画を見て、初めてプロレスラーって格好良い!と思いましたよ。 
プロレスラーの戦い方は、こうでなくっちゃね。
巨人を打ち倒そうと、懸命に飛び掛るトニー・ジャーのその勇気も格好良い。
バトルとはこう有って欲しい!
という願望をそのまま表現したナイスバトルですよ。


こうやって見ていくと、トニーのアクションの幅の広さに驚きですよ。
しかもトニー・ジャーの凄い所は、殴って蹴って投げ飛ばしたりはするけれど
相手を決して殺さないってのが信条と見た!
この映画では、トニーが倒した敵が、カメラが移動した後も
同じ場所に倒れ続けて、痛さに苦悶しながらヒクヒクしています。
決して消え去ったり、死体みたいに動かないって事が無いんです。
これが、映画界最強の男ケーシー・ライバックことスティーヴン・セガールとは違う所。
セガールは一撃必殺で、バシバシ殺していく殺人拳法・セガールを使いますが
トニー・ジャーは、相手を生かして捕まえさせる活人拳法・トニー拳の伝承者だ!
いや、トニー拳ではなくて足技メインだからトニー脚と呼んだ方が良いのかも。
まさに七擒七縦の心境。

立ち向かってくるなら、立ち向かって来い!
その度に、骨を折って帰してやろう。

何度戦っても、負けない自信があるからこその武の境地と言った所か。
そんなトニー脚の足さばきを劇場まで鑑賞しに行きましょう〜
日曜の夕方6:45の回を観ましたが、観客が10人も居なかったなぁ…
大丈夫なのかな?もっとヒットしてくれよ〜
この映画の最大の失敗は、吹き替え版を作らなかった事かな?
日本語吹き替え版があれば、子象の可愛さを観に子連れの親子層も
劇場に足を運ぶけれども、今の宣伝方針ではアクション好きしか観に行こうと思わないのでは?
アクション好きは、CMとか予告編など見なくても
トニー・ジャーの名前に反応して劇場に来るから、無理にアピールしなくて良いのに。
前作のマッハ ! プレミアム・エディション [DVD]のヒットは、アクションが凄いだけではなくて
劇場公開時に、吹き替え版を制作したからだと思う。
今からでも遅くない!既に日本語吹き替えを収録しているのなら
急いで上映の準備に取り掛かって欲しい。そして象の可愛さを前面にアピールを!
それとも、映画が大してヒットしなくても
地上波でのTV放送で、損を取り戻そうって計画なのかな?
提供にニッポン放送って入っている映画は、的外れな演出が多い…
少林サッカーは面白かったけど、続くカンフーハッスルニッポン放送が絡んで
面白さが半減してたからな…
いずれにしても、トムヤムクンはマッハ!以上のヒットを期待しています。
出来栄えに関しては、マッハ!超えは確実。
あと、トニーのコンバースの靴が格好良い。
あの手の靴を今度買って、足元からトニーに変身してみよう。