月夜の烏

トラとカラスBy若先生

チャンピオンRED』5月号を購入。
今さらながらだが、この雑誌は、血が出るほど殴りあうか、乳が出るほどエロいかの二者択一だな…
そういう意味では渡辺航さんは一服の清涼剤だった。まぁ花園(パンツ)は出てたけどね。
毎回想像以上の漫画のクオリティを描いているのは、シグルイのみだな。
ほんっと、シグルイは想定の範囲外の内容で読者を驚かせてくれる。
見開きのページが3回。(内見開き8割のページを含む)
1P丸ごと一コマが1回。
とドーンドーンと大ゴマを使っていても、さほど気にならないのが虎眼流。
見開き3連続の噂の漫画炎の転校生 (5) (小学館文庫)を超えるのは、もはやシグルイしかあるまい。
何かしら熱いもの秘めるギャグ漫画一歩手前のクオリティこそが虎眼流。
役人の大沼官兵衛が行灯を持っているし、藤木が決闘したのは満月の夜だったので
まだ夜が明けてないはずなのに、屋根の上に烏が集ってきてるのは御愛嬌なのか。
それとも、藤木の到着は空が白み始めた明け方だったのかな。
どうせなら単行本化に際して、西の空に明けの明星が輝く演出を取り入れてみてはどうでしょうか?


シグルイ以外で目に止まった漫画といえば、疵面。
食事をする悪玉の隣に、何気なくレッサーパンダ風太くんが。
これが来月号では、後ろに反り返ってイナバウワーを出すのかが勝負の分かれ目よん。