ぶった斬って呉れる!

黒いカチューシャと見えない事も無い

先日は雨で、買いに行くのが億劫だった『コミックフラッパー』を求めに書店まで
雑誌だけ買って変えるつもりが、文庫本コーナーに思いもよらぬ作品とめぐり会い申した
無頼の月日今は悔ゆるのみ
まずはコミックフラッパーの感想を
取り立てて熱く語るような漫画は無くなったな…
痣丸の打ち切りで、フラッパーへの愛情も冷めたかな。
とりあえず単行本を買い続けているアガペ 2 (MFコミックス)が連載を続けている限り
雑誌を購入し続けよう!
しかし、この夏に発売予定だった『いのうえさきこ』のナリワイタイムスは一体どうなってしまったのか?
これだけ音沙汰がないから、発売は中止かな?一冊にまとめて読みたかったのに〜
今月気になったのは、再び刀神妖緋伝が休載になった事でなく
P149の左上に、黒いシミが有った事。これは、買った雑誌だけが印刷ミスなのか?
内容に差し支えないから別に良いけど。
何か血湧き肉踊る様な連載が始まらないかな〜
細かく読み直すと、柱広告に源平天照絵巻痣丸・全4巻・玉置一平がP185に載ってた

魔族源氏の支配する世を
ただひとりの平家が斬る!
破格の伝奇ロマン登場!!

まだ見捨てられてないのかな?
とは書いてみたものの、普通の本屋では置いてないからな…
読みたい方はネットでご注文して下さい
源平天照絵巻†痣丸全4巻


何よりも、今日の収穫で一番の物はコレですよ!
駿河城御前試合 (徳間文庫)
山口貴由の濃い表紙をめくって、本文を覗き込むと
まずは目次があって、その次の5P目から、いきなり「無明逆流れ」のタイトルが!
淡々とした文体で、しかも実質33ページで、あっという間に読み終えてしまう。
文庫本としてぶ厚いP541もあるのに、目的であった虎眼師匠のページが33ページだったとは…
その短い中でも、虎眼は暴れまわっております。
まるで、先月のチャンピオンREDで2コマしか登場していなかったのに
その回の全てを威圧してしまうかの様な文章でした。
若先生*1は、この文庫本の発売に併せて第二十七景「月光」をお描きになられたのでしょう
主役よりも傍若無人で振る舞いで、主役を喰ってます。

シグルイ流が無双の名を失うのは
まさにこの夜だった

ここまで虚像を積上げた漫画にしていたと気付いた読者は
この夜に、腰を抜かしてしまったでしょう
でもこれだけは言いたい

ありがとう!若先生
これから先もシグルイ幕府を堪能させて貰います

*1:若先生とは山口貴由氏の事である