イロコイの色こそ無垢の純白だ
マガジンSPECIALの発売日が近づくと「栖徒伊シズム」や「イロコイ」で
検索してくる人が増えてちょっぴり嬉しい
さらには「島田英次郎」の検索にも引っかかるので、マガスペの注目度も高まってきたのかも
栖徒伊シズムさんの事を詳しく知りたい方は、ご本人が運営しているサイトへ(→)『楽天描写』
最新の『マガジンSPECIAL』が、発売された訳ですが
3月31日に発売予定の『マガジンワンダー』の広告ページの中に具体的な執筆者名が載ってない…
前回とても面白かった「まだら奇譚〜夏来る蝶〜」の続編はありうるのか?
「まだら奇譚」を連載化してほしい。それには、マガジンワンダーに載るかどうかで決まるかな?
さて、今月の読み所ですが、やはりイロコイが面白い。
栖徒伊シズムの魅力が炸裂したヴィビュアル系ファッションが満載。
ですが、今回のイロコイでは趣味一辺倒ではなくて、サラっと読みやすい仕上がりに。
昔の様な、ヴィビュアル系のアングラ臭さが抑えられて
一風変わった恋物語として、どんな読者にも受け入れられるはず。
オチの前に広げられる静かな間が、先月の「爆裂乙女」に続き良い感じ。
この路線で独自の漫画世界を構築していく姿を期待します。
マガスペ移籍以来、目が離せない
「おれはキャプテン」ですが、今回も面白すぎ。
いや、描き込み過ぎと言った方が適切かも。
手描きの遠景の背景や、細かい網目の金網など
尋常ではない描き込み様。
これほどの緻密な描き込みだからこそ、読んでいる側も
見ていて楽しいんだけど、腱鞘炎にならないか心配。
週刊マガジンの頃の「おれキャプ」は読んで居ないけど
今月ぐらいの丁寧な描き込みを毎週していたのかな?
それとも月刊に移ったからこそ、実現出来たのかな。
ほぼスクリーントーンを使わない、でも読みやすいコマ割り&背景はお見事。
肝心の内容面でも、色んな策を巡らせて
夢のドリームチームを結成したけれど、はたして甲子園には出場できるのか?
入学した年の一年目で、甲子園を目指すのか。
それともみっちり練習して、2年生・3年生の時に焦点を合わすのか。
チームの路線が決定するのは、来月と見た。早く続きが読みたいな〜
新人の読みきり「ロケットスターター」『深山和香』著
が、すこぶる面白かった。
ヒーロー物になるのか、ギャグ物になるのか、微妙なラインを突っ走る
まさに、猪突猛進野郎(ロケットスターター)だ。
ヘンテコな宇宙人マリンの活躍を再び見る事は出来るのか?
それは、アンケート結果を待ってのお楽しみ。
最後の〆は毎度の事ながら、この人
「おじゃまんが島田くん お憑かれさん」島田英次郎著
売れたい!との欲求がコマの隅々から溢れる扉絵には、毎回惚れ惚れ。
今回なんか、自らのタイトルの上にかぶるほど大きく見事な絵を!
普通、こういうのはキャラの上にタイトルが乗っかってしまうものだが
新世代感覚の島田英次郎の手にかかると、タイトルの方が控えめに表示。
もはやタイトルなんて意味のない存在になりつつある。
「タイトル表示なんて飾りです。偉い人にはそれが判らんのです。」
そして、巻末の作者コメント「今一番注目の新人!!」欄には
「ダルビッシュくんの禁煙が成功するかどうか注目しています」
との事。先月までの登場しない登場人物紹介でプッシュしていた
「親指ダルビッシュくん」
は、今月号では謹慎処分中。
来月での復帰をお待ちしております。
単行本の出版もお待ちしているけど、それを口にするのは禁句でしたね。
最後に一つ
惜しくも、連載が打ち切られてしまった超興奮のサッカー漫画
- 作者: 岩田やすてる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: コミック
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サッカー部が途中で廃部になってしまい、中学三年間リフティングしかしかなった少年
浜田喜一(通称・キイチ)が、サッカーがしたい為に近くに合宿に来ていた
JリーグのJRユースチームに参加させて貰えないかなぁ
と、門を叩く所から始まるサッカー入門漫画。
この漫画を読んで、初めてユースチームの存在を知りました。
Jリーグが、J1とJ2に分かれているのは知っていたけれど
その下部組織に、高校生が集まるユースチーム。中学生が集まるJRユースがあったとは!
全国から集まった少年たちが、プロを目指して練習するユースチームで頑張る
足技のみのキイチの活躍が楽しかったけど、全2巻であえなく終了。
漫画は終わってしまったけれど、ユースチームなる物が有る事を知ったので
これからは、実際のユースチームの試合でも見に行って
未来のJリーガーを見出したいと心に誓いたくなる一冊。
まだ、この本の存在を知らない方は、本屋へ急げ!