ABCアシッド映画館

関西の土曜深夜に地道に放送している『アシッド映画館』へ、映画感想のメールを出したら採用されました。
地味に放送しているので、採用されたからと言って、ステッカーだのギフト券など
全くプレゼントされる訳ではないですが
ちょっぴり鼻が高くなって、自信に満ち溢れて、胸を張って街中を闊歩出来る
という妄想に取り憑かれる魔物的な番組。
また、色んな映画を観て逐一感想のネタをくってメールを送ろう!
そんなこんなで今週はハッピーな一週間になれそう。
せっかくなので、送ったメールをココに残しておくか。
カンフーハッスルの感想ですが
これはB級ファンにはタマラナイ映画ですね。
数年前公開された「地獄甲子園」の匂いが感じられる映画です。
一見さえない人が、突如としてドエライ才能に覚醒し
観客ほったらかしで好き放題で暴れまわる
ツッコミ不在の映画でした。(観客がツッコミながら観る映画)
映画の初めから登場する「半ケツ少年」を誰もツッコまずに
最後まで放置プレーをしている、その潔さに感服です(笑)
元旦の映画の日に観に行ったのですが、結構入っていましたよ。
特に家族連れの子供が大ハシャギして観ていました。
こういう能天気な映画は、女性の受けが悪いかも。
カップル連れも来ていましたが、始終「アレってどうなったの?」
と女性が男性に聞いていました。
そんな事をブツブツ言っているカップル(または女性)に、一言物申す
「考えるんじゃない。感じるんだ!」
きっとそんな思いで、チャウシンチーはこの映画を作ったんでしょうね。
カンフーハッスルに苦言を呈する点があるとすれば
「チャウシンチーのヒゲに白髪が混じっている」
この一箇所だけが、観ていて悲しかった…
顔の作りは童顔で若々しいけど、もう40は過ぎたオッサンなんですね。
あの白髪に、監督のこれまで苦労が垣間見えました。
これは「泣ける」映画だ〜
アシッド映画館的にも、泣く映画として推奨して行きましょう。