出産どうでしょう

ミスターとパーマ芸人の旅模様

デブーと』みたいな語感の映画を鑑賞してきた。
予告編を見た時には、ハチャメチャ道中記みたいなのを期待していましたが
本編が始まって半分くらい過ぎてからは、笑いよりも悪意の方が勝ってくるという
まさにアメリカンバッドドリーム(悪夢)な映画になってましたw
最初は、直球コメディを予想してたんだけど
思いっきりゲラゲラ笑えるのは、冒頭のハイジャックシーンまででした。
ただその後に登場する腹パンを見てからは、徐々に観客が引いていくのが判り
オナニーシーンで最高調ですよ!
さすがはR−15指定を喰らうだけはあるディープな映画だ。
映画的な見所は、グランドキャニオンの壮大な自然くらいであとは全編悪意で占められており
何の救いも感動もない思い切った映画に仕上がっていました。
このまま感想も書かずに見なかった事にしようかと思っていた所
売店でパンフの売り文句を見ると、みうらじゅんのコメント付とあったので思わず買いました(600円)
みうらじゅんが登場するという事は、フロダスみたいに挿絵付なのかなあ
と淡い期待をしていたんだけど、ただ映画の感想をインタビュー形式で発表していただけで残念。
それでも、みうらじゅんにインタビューを申し込んだパンフ制作会社は偉い!
みうらじゅんを持ってきた時点でB級マニアは絶賛したくなりますからねw
デューデートの成功の鍵は、みうらじゅんにあると見た。
ただ、映画の日だというのに観客は10人を切っていましたので、もはや失敗は決定的ですが…
ここで一発逆転を図るのなら、DVD版の吹き替えに度肝を抜くインパクトを用意しなければッ
この映画を見ていて真っ先に思ったのは、水曜どうでしょうアメリカ横断企画ですよ。
イケメンの冴えない男と小太りのヒゲ面と天パー芸人が旅をするという建前で
ただただひたすら車の中でののしり合うという斬新な番組w
この映画も、主人公2人の間に大泉洋さえ居れば良い緩衝材となって旅がスムーズに進んだと思います。
そういう事を踏まえて、グラサン男の吹き替えにミスターの起用。
そしてデブ芸人に藤村Dを起用して欲しいが、そこまで口が達者とは思えませんので
ここは藤村Dのモノマネが得意な、世界の大泉洋さんでお願いします。
台本なんて作らずに、ミスターと大泉さんが適当に車の中で喋り捲るだけの映画にして欲しいなあ
普通にDVDを出しても売れるとは思えないほどの観客動員数だと思うので、ここは勝負をお願いします!
映画を見てためになった事は「DUE DATE」という単語が出産を意味するという事くらい。
デューデートと新聞の映画欄に載っても、何の映画がちっともわかりやしませんよ。
サブタイトルを付けるのではなく、邦題を思い切って「出産どうでしょう」にしてサブカル映画の金字塔になって欲しい!
と、映画の上映中に無駄な事ばかりを想像してはゲラゲラ笑ってみていました。
この企画が実現する事を切に願っております。