ラプソディの歌声が響きだす

創刊1周年を祝うサブロー

石井あゆみさんの『信長協奏曲』3巻を購入。定価460円(税込)
改めて単行本の価格を見ると、460円まで値上がりしているんだ。
あと2・3年したら500円を突破する時代が来そうだな。
そうなると雑誌の方が安い事になるという逆転現象がおきそう。

信長協奏曲 (3) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

信長協奏曲 (3) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

たまには発売したばっかりの単行本も紹介してみます。
他の単行本も発売日には買っているんだけど、感想を書くタイミングがなかなか見付からないからなあ
3巻収録内容は、今川さんとの戦いから始まって、竹千代君との久しぶりの再会
そしてたまには領地をウロウロして瀬戸物を作ったり兵農分離したりして、内政充実を計り
京都の将軍さんに会う為に、義父さんが死んじゃった隣国・美濃を攻め落とそうと苦労し
最後は、思わぬ人と出会って、この漫画のタイトルである信長協奏曲のラプソディの真実の意味が判明するという
非常に重要な転換期を迎える巻に仕上がっていますよ。
1・2巻をかけて、尾張という国を統一する為に色んな努力をし
3巻では、今川さんを追い払って、斉藤さんを打ち倒し美濃を手に入れて、領地を2カ国へと拡大していきました。
サブローの成長物語であると同時に、行き場を失った藤吉郎の立身出世の道もキチンと描いているのが凄いな〜
歴史に詳しい人によると、どうやら年表通りに事が進んでいるみたいなので、歴史物としても優秀な部類に入るのかな?
明智さんは、ポッと出の家来だから謀反を起こしたのだと思っていましたが
信長の成長期を支えた重要な人物として、臣下に加わった古いメンバーだったのか。
その他の点で気が付いた事といえば、サブローの兜に付いている前立てが合戦の度に変わっている点です。
今川さんの時は、こんな感じの付いているシンプルな兜だったけど

美濃攻めで、連戦連敗の屈辱を味わっている時に1コマだけ登場した兜は、蝶をモチーフにした前立てでした。

3度目の甲冑姿は、斉藤家との勝利を確信していたからなのか一番大きめで、家紋が入った前立てを披露してくれていますよ。

連戦連敗の時は、どうして勝てないのか判らなかったから帰蝶さんの力を借りる為に
蝶入りの兜をかぶって合戦に赴いたのかな?
この漫画において合戦シーンはさほど重要ではないから、読者を楽しませる為に、色んな要素を盛り込もうとして前立てに変化をもたらせていそう。
サブローが戦国時代にやってきてだいぶん時間が経つけど、その辺りの事を詳しく描かずに
登場したまんまの姿形を続けているのは、作者が意図した演出なんだろうな。
巻末に、サブローの活躍年表とかを付けてくれる判りやすいと思いますが
それをやっちゃうと、サブローが3・40歳になった時に顔の変化がないと読者が混乱しそうだから
これからも、ヒゲを生やすくらいでさほど変化のないサブローを見せてくれそう〜
天下を目指すサブローは、これからどんな合戦で領地を広げていくのか楽しみですよ。
今の所は、甲斐の武田と伊勢の長野とは縁談や養子縁組で同盟を結んでいるみたいなのですが
その内に仲が悪くなって戦うハメになっちゃうのか。
サブローはどんな決断を下して、合戦に行くのか読むのが楽しみだな。


最後に、雑誌に収録されたカラー絵などを
まずは創刊1周年記念で描かれたサイン色紙の画像
当たらなかったサブロー色紙
続いて松平さんが来た時の美しすぎるカラーを

これは単行本でもカラーで収録されていますが、雑誌掲載時にはちょっぴり帰蝶さんの髪の色が緑がかっています。
印刷に失敗しちゃったのかな?それとも、単行本収録に際して色調補正をし艶やかな黒髪に変更したのでしょうか。

そしてこれが、白黒掲載された犬千代さんの彼女さん達ですw
最後にゲッサンで表紙を飾った時の表紙を

ほほの横に書かれた「戦国」という筆文字は誰が描いたのだろう?作者直筆だったりするのかな。
この表紙を図書カード化したプレゼントには当選したかったなあ…
取り込んでから気が付いたけど、この時の雑誌表紙は単行本表紙を拡大した一枚だったのか!
信長協奏曲 (3) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
ブログ登録してみた初めて気が付いた。