人間をオルグせよ!

劇場は人間のみなのでご安心を

第9地区』を鑑賞しに行きました。
前評判どおりの超展開で見応えバッチリでしたよ!
金券ショップで前売り券がそれなりに置いてあったので
2回目3回目も観に行きたくなるなあ
ひさびさに初日に劇場まで足を運んだ映画だけれども、全くの飽きさせない映画でした。
こんなに興奮して人に勧めたくなる映画は、年に1本あるかどうかですよ!
ドキュメンタリータッチで始まり、エイリアンが地球にやってきたあらましと
彼らの居住区である第9地区のスラム化と、エイリアンの暴徒化が説明。
そして、これらの問題を解決する為に第9地区の移転、及びエイリアンの移住計画が発表される。
というのをテキパキ説明する辺りはお見事でした。
その映像に加えて、主人公のヴィカスの親類縁者からのインタビュー記録が随時はさまれて
インタビュー収録時には、すでにヴィガスが故人である事が判り
観客は、これからヴィガスにどんな不幸な事が起こるのかドキドキしながら鑑賞する事になります。
ここから先は、怒涛のヴィガスさん行政代執行物語が始まります。
フェイクドキュメンタリーの手法を使った演出が、エイリアンの実像をより一層リアルに感じさせてくれました。
序盤のヴィガスさん散々な一日編から、2日目のヴィガスさん大逃亡編に移り変わるとカメラの質も
ドキュメンタリーから、本格映画っぽくなって映画的な見せ場もいっぱい登場します。
アクションシーンは、ビル突入から大逃亡。
そして、そこからブラックホークダウンを経由してエイリアン2。
特にラストバトルのパワードスーツ戦は、オタク必見の出来栄えでした。
ようやく真のパワードスーツが見られましたよ。もう気分はガングリフォンです。
ネタバレになりますが、パワードスーツから発射されるミサイルは板野サーカス使用w
板野サーカス発射前には、人間側が対空ミサイルを発射しますが、その時は一直線に飛ぶ普通のミサイルです。
衛星画像っぽい上空からの見下ろしで、まっすぐ飛ぶミサイルにちょっとがっかりさせた後の板野サーカスには観客(オタク)大絶賛!
その後のパワードスーツ戦でも、監督の意向なのかそれともプロデューサーのピータージャクソンの趣味なのかは判りませんが
かなりオタクを意識してのマニアックな戦い方かつ、笑わせる兵器の登場にボルテージは一気にクライマックですよ。
豚さんアタックは必見の出来。今年一番笑ったかも。
ネタを一つずつ深く語り合いたいシーンが満載なので、数回劇場に足を運んでしまいそうだなあ


映画を見終わった後、パンフを買って驚いた事がもう1点。
ずっとエイリアンはフルCGで撮られていたのだと思っていましたが、エイリアンのクリストファー・ジョンソン役の人が居た事が判明。
エイリアンの着ぐるみがあったのかな?それともエイリアンロボを動かす特殊技術さんなんだろうか。
とりあえず、エイリアンの造詣は使途っぽく上半身は逆三角形で足が細いのが特徴。
なので、とても中に人が入る余地は無いんだと思うけどなあ…
DVDが発売された時には、設定資料とか監督のコメンタリーとかが充実していると良いなあ
あと一つ、重要な事を。
主人公のヴィカスを演じたシャルト・コプリーさんは、何と特攻野郎Aチームマードック大尉を演じている事を知りました。
特攻野郎Aチームの映画化は着実に進んでいたんだ!
そして、ヴィガスの後にマードック大尉を演じるなんて、何て通好みな俳優さん。

よぉ、お待ちどう!俺様こそマードック。通称クレイジーモンキー。
パイロットとしての腕は天下一品!奇人?変人?だから何。

早くスクリーンでクレイジーモンキーが暴れる姿を見てみたい。
映画化されても、是非とも病院からの脱出シーンは入れて下さい。
クレイジーモンキー好きからの切なるお願いです。