2008年一番面白い本
ひらりんの『のろい屋しまい』を購入。定価770円(税込)
練りに練ったシナリオを、毎回6Pずつ濃縮してお届けしていた漫画が
ついに単行本化されましたよ!
1回だけでは読み明かす事の出来ない魔法が詰まった漫画です。
- 作者: ひらりん
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: コミック
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ゴチャゴチャしてるので
普通のマンガよりゆっくり読んで下さい
By作者
作者のまえがきの通りで、最初に一通り読んだだけでは
内容を理解しづらいかも知れませんが、2度3度読み進む内に
全ての謎が明らかになって「ひょっとしてコレとアレは繋がっているのか?」
と何度も読み返してしまう不思議な魅力が溢れているマンガを書き上げてくれた作者は凄い!
のろい屋しまいは、6Pの短編ということで人物紹介とか舞台設定など最初には明らかになっていません…
あえて時系列をバラバラに書き進めていますが、1度読み終えて人物関係が頭に入ってしまえば難なく楽しめますよ〜
初見でも判り易い様に読むならば
0話 → 8話 → 1〜7話 → 9話〜ラストまで
8話に、カエルのニルスくんの事が書かれているので
この設定さえ判ってしまえば、あとは問題なく楽しめると思います。
発売以来、何度も何度も読み返しているので色々な小ネタも発見しました。
ネタばれになるから、一応反転しとくか。
3話で見た象の感動を、4話の新作魔法検定「嫌な奴の頭の上に象を落とす」で再現。
10話で、魔法検定の再審査を受けるが象はLV3のまま。カバかウサギに変更しようかと悩む…
12話の剣引っこ抜き大会で、象落しを披露。続いてカバ→ウサギ落としも!
他のネタは、巻末の作者コメントや、合間合間に入っている書下ろしマンガを読めば
のろい屋しまいの世界の全貌が明らかになりますよ。
これを普通の連載漫画形式で描いたとしたら、5・6冊くらいにはなるかも…
それをバッサリ斬り捨てて1冊にまとめ上げて濃厚な単行本にしました。
この漫画以上に読み応えのある単行本は無いですよ!
もっと評価されても良いのに、連載している場所が悪かったのかな。
一人でも多くの人に、この単行本の素晴らしさを知ってもらいたいです!
という事で、漫画を買った時に貰ったメッセージペーパーからどうぞ。
文字が読めるかどうか判らないので補足。
ページの都合により
「ネネちゃんとニルスの出会いの話」とか
「ヨヨさんが何で氷漬けになっていたのかの話」とか
「宇宙の真理の話」とか色々なかったりします。
めちゃめちゃ気になる話だな〜
おヨネさんが戦う姿とか、リオーノ・カーニバルの勇姿とか
まだまだ描ける話はいっぱいあったと思うけど、終わってしまいました…
この単行本の売れ行きが良かったら、また再開してくれると嬉しいな〜
最後に、店頭で飾られているPOPを写真に収めたのでどうぞ。