スカラベ流にな!

スカラベ流にだ!

今日の神戸新聞を読んでいたら、一面のコラムみたいな所で

軌道エレベーターが、今世紀末までには完成するだろう。
だが、材料であるカーボンナノチューブ中皮腫を起こす危険性がある

何で、こんなコラムを書いているのかな?と思ったら謎の解明は訃報欄にありました。
野田昌宏氏死去
ポンキッキを創った人が、6日にお亡くなりになりました。
SFを支えた人の死に際して、弔いを込めて軌道エレベーター関連の記事を書いたのかも。
野田昌宏さんを知ったのはSF小説でもTV番組でも無くゲームでした。
唯一(?)製作に携わったゲーム『ハイブリッド・フロント』の監修者としての名前ですよ。
BEEPメガドライブのゲーム紹介記事でも、顔写真入りでゲームの設定を語っていたな…
でも本当の所は、ハイブリッドフロントの企画を持ち込んだ時点で素晴らしい出来だったので
殆ど手直しせずに、OKを出したと記事に書いてあったな。
ハイブリッドフロントには、ゲームを楽しむだけではなくて
「INDEXを見る」機能で、現代からハイブリッド・フロントが始まる時代・西暦24世紀までの
詳しい年表が野田さんが監修したのかも。
ゲームを遊ぶだけなら、歴史の勉強なんて全く要らないのですが
その設定集を読むだけで、世界観にどっぷりハマれます。
年表には、石油エネルギーから水素エンジンへの転換とか、猿の脳へ外部プラントの接続に成功。
などの科学発展の様子が新聞記事風に添えられていて、非常に勉強になりましたよ。
電気自動車の存在を知ったのもハイブリッド・フロントでしたし
当時の子供たちに科学への興味を起こさせる素晴らしいゲームでした。
(あんまり売れてないから、誰も知らえーよというツッコミ不問)
ハイブリッドフロント愛が嵩じて『こんなゲーム記事』を書いたりしましたよ。
今はもう宇宙軍大元帥の冥福を祈る事しか出来ません。
SFの科学の面白さを伝えてくれてありがとう!
メガドライバーに科学の面白さを伝えてくれた事を末永く広めて行きたいと思います。