白昼の残月編はまだまだ続くよ!

謎の航路は謎のままだと思います…

ジャイアントロボ〜地球の燃え尽きる日〜』3巻を購入。580円(税込み)
原作・横山光輝 脚本・今川泰宏 漫画・戸田泰成
雑誌では、ちょっとずつしか進まない展開にイライラしていましたが
こうやって単行本で読み直すと、面白いほど熱い漫画になってますよ!

白昼の残月編6〜11話までを収録したのが単行本3巻です。
11話もあるって事は、およそ一年もこんな展開が続いていたのか…
そして、たいした結末も無く謎が謎を呼んだまま、次のカナーリの牢獄編に続くんだから
読者としては、もう半年間おあずけプレーを辛抱しなきゃならないのか。
はたして見事に気持ち良いラストを迎える日は来るのだろうか?
この白昼の残月編は、残月と名前が付いてはいますが、実質の所は人間要塞こと幻妖斎さまの
素晴らしき呪いっぷりを堪能できる仕上がりになっていますw
こんな愉快な呪い方が今まであっただろうか?いや無い。
中華やスーツが幅を利かせる漫画内で、さっそうと和服の素晴らしさを披露する幻妖斎さんの
頑固老人ぶりには、ただただ感服致すのみでございます。
単行本の書き下ろし企画としては、キャラクター紹介にロボ設定など実に豊富です。
その中でも一番のお気に入りは、位置関係を発表した戦況図。
梁山泊って北側の海近くにあったんだな。
秘境っぽかったので、てっきり南の方の山奥にあるのかと思っていましたよ。
そして巻末には、作画協力として9名のスタッフの名前が添えられていました。
これだけの絵を毎月仕上げているんだから大変だろうな。
特に幻妖斎関係では、呪い描写もさる事ながら、梁山泊の町並みや光球の間関係などの背景は緻密だからね…
単行本を通じて読むと、草間大作は何の役にも立っちゃいねえw
このまま、活躍せずに最後まで迎えるのでしょうか?
いっそうの事、何の活躍もせぬまま村雨一家の支えのみで地球を救うのもアリですよ。
とはいうものの、3巻では殆ど村雨竜作が活躍してなくて寂しい。
4巻では、林冲が主役に抜擢されそうなので、ますます影が薄くなりそうだ。
まあ他に濃いキャラが続々と投入されれば文句はありませんが。
ともかく年末ごろ発売されるであろう、4巻が待ち遠しくて仕方ありません!