少数言語を掘り出す男

予告は実際とは違う場合があります

WebコミックGENZO』5月号が配信!
今月号はゴールデンウィークキャンペーンにつき無料です。
去年のゴールデンウィークも無料配信だったな。
GWと正月の年2回は、無料配信をして読者開拓に努めているのかも。
LOVERY 小路啓之 P44
今月号は、かげふみさんをお休みして、特別読み切りが掲載されています。
今回も内容に付いて触れてしまうと、単行本を読んだ時の楽しみが損なわれる恐れがあるので
ストーリーに関しては、一切触れないでおきます。
これが雑誌発表であれば、とことん語りたいんだけどな…
単行本発売は、6月との噂がありますが、正式発表はまだされていません。
はたして、かげふみさんだけの発売なのか。また、短編集と2冊同時発売になるのか?
そして、両方買えばオマケが付いてくる特別企画が実施されるのか?
色んな点で詳細は不明ですが、単行本が発売されて
今回のLOVERYが収録された暁には、特と内容に付いて語りたいです。
先月号の予告から変わった事といえば
挿絵では、髪をピン留めしているブレザー服の女の子だったのが
前髪が可愛いセーラー服の女の子に変わっていました。
細かい点で言えば、ページ数も49Pから44Pに減っているし。
最初に予告を見た時には、すでに完成している昔の原稿を掲載するのかと思っていましたが
どうやら新しい書き下ろし短編だったのかな?
予告とえらい変わりようだ。
登場人物は予定と変わってしまったけれども、面白さは小路さんお得意のディープな恋愛モノで大満足です。
さすがはラブコメの限界深度ですよ!これ以上深い愛は無いだろうなw
内容だけではなく、小ネタの方に目を向けてみると関西色豊かな仕上がりになってました。
直接名前が登場したのは、西ノ宮中央口駅ぐらいかな。
西ノ宮駅は、去年から「西ノ宮」の「ノ」の字を取って「西宮駅」と改名しました。
さらには、中央口駅という駅名はなく、西宮北口駅というのが阪急沿線にあります。
まあ中央口と称するのは、北から阪急・JR・阪神と並んでいるので、JRの架空駅名なのかも知れないw
その後、駅名は淡河(おうご)とかマキノ追坂峠(まきのおっさかとうげ)とか
丹後マーケスや、近つ飛鳥の皇太子が出てきます。
検索してみると電車の駅名ではなくて、道路沿いにある道の駅の名前です。
特に丹後マーケスなんかは、ググっても2件しかヒットしない穴場ですよ!
他にも細かい駅名が載っていたけれども、小さすぎてWEBマガでは文字が潰れてしまってる…
これらの文字は、単行本での印刷待ちになりそうです。
もう一つの隠れキャラとしては、紅福侍の紅太郎。
イハーブの生活を読んできた人間にとっては、嬉しいキャラでした。
本家の方も営業再開したみたいだし、高速を走った時はサービスエリアで買って来よう思います。
最後に一番驚いたネタを一つ。
作中に登場したあや取りの技名「テ・レレンガ ワイルア」は、2008年4月28日現在のヒット件数は

漫画の内容には関係ないけれども、こういった言葉を見つけ出してくる才能には惚れ惚れします。
かげふみさん1巻では「ギーゼルバッハ部位」なる用語を持ち出してきましたが
ついにそれを越す快挙を達成しました。
今後「丹後マーケス」と「テ・レレンガ ワイルア」という言葉を見かけた際は
きっと小路啓之さんの読者である確率150%です。
一人見かけたら、その隣に居た人も小路読者の確率が50%の意味。
いつかは、ググっても1件しかヒットしない言葉を見付けてみたいものです。