偽物女王のアニメ化はまだか？

『マジカノ』８巻を購入。５３３円税別。
今巻のカバーイラストは、これまでと若干仕様が異なり
カバーの表裏と続けて描いてあるので、カバーを外して眺めると
とっても凝ったデザインになっていて素敵な一枚だ。

マジカノ 8 (マガジンZコミックス)

最近は、カバーを一枚のキャンバスと見立てて
表紙と裏表紙が繋がるデザインにしている単行本が多いのかも。
かげふみさん１巻でも、同じ様に繋がったデザインで裏を見ると驚く様になってるし

このマジカノでは一枚の絵としても見応えがあるのですが
それに加えて、価格とバーコード表示の白抜きさえもデザイン的に扱っていて
画面を切り取られた感が無いのが良いですね。
これは、漫画家の発案ではなくて、装丁担当者の力量が大きいのかも。
２段のバーコード表示が邪魔でロクなデザインが出来なかったけど
これからは、この部分を意欲的に飾る事によって違和感の無いカバーデザインの単行本が増えるのかも。
奥付を見ると、連載＆単行本デザインは玉手峰人さんと後藤淳さんみたいです。
また素敵なデザインの本を見た際には装丁をチャックしてみようかな。
さて、今回の中身の方ですが、いよいよ物語も佳境に迫ってきた感じがします。
が、そんな事はどうでも良いです…
百瀬武昭さんの魅力は、ストーリーとは関係ない馬鹿ネタのオンパレードの回にあるんだと思うんですよ！
真面目な禁断魔法の秘密に迫るのではなく、第４２話「偽物女王」みたいなのが素晴しい。
タイトルにしても怪物女王のパロだと思うし、ゴージャス姉妹の華王姉妹が登場してるし
司会者の店長はブライトさんっぽいし、笑い所満載だ！
初期の頃は、こんなパロネタがいっぱいで楽しかったけど、この頃はシリアス一辺倒だからな…
第９巻は今冬発売予定なので、１２月か１月ぐらいかな？
雑誌の方では、真相が判明したみたいなので全１０巻で完結かな？
物語に大きな展開を迎えるとすれば、もう数巻ぐらい伸ばせそうな気もするけど
あんまり伸びすぎると、百瀬武昭さんがのびのびと馬鹿ネタを描ける状態じゃないので
百瀬フリークとしては寂しい漫画になるのかも…
今回は描き下ろしのおまけまんがが無くて寂しかった。
やっぱり真面目な物語に、お馬鹿なあとがきを必要としない人が増えたのかな？
このお馬鹿さとパンチラこそ、百瀬武昭の根源だと思うので
これからも思う存分、わき道に逸れた内容の漫画を描き続けて下さい！