オレ専用マシンの秘密が明らかに!

表裏一体の見事なカバーデザイン

小路啓之フェア』の一翼を担う『かげふみさん』1巻を読了(定価590円+税)
WEBコミック幻蔵では、じっくり見る事の出来なかった背景ネタなど
色々と再発見の多い単行本に仕上がっていましたよ!
収録作は、1話から5話までと短編「運命の人」前後編。

かげふみさん 1 (バーズコミックス)

かげふみさん 1 (バーズコミックス)

まず最初に不思議に思ったのは、かげふみさんの収録作が5ヵ月分なのに
目次では、File#1〜4までと4つのエピソードしかなかった事。
単行本を読んでみると、File#2うさぎのイマーマ野口編は、雑誌では前後編の2ヶ月で掲載。
雑誌ではP50目の「すいませんティッシュあります?」で前編が終わり
P51目からは、雑誌ではFile#3白鳥とタイトル絵が付いて発表されてましたが
その扉絵を削除して、イマーマ野口編を続けているので雑誌では1〜5話なのに
単行本表記では、1〜4と1つ短縮された表記になっています。納得。
1巻がかげふみさん5話+甘い運命2話の合計7話収録なので
次の単行本を出すとするなら、7・8ヶ月後の春過ぎになるのかな?


内容の方で、再発見した事を挙げるとFile#2うさぎで
イマーマ野口の葵の会が行う集会の会場が、ロータステンプルという寺院のデザインだった事。
凄い所からデザインを持ってきたな。
File#3ねこの最終ページに小さく描かれている「清酒波乗り地蔵」にも笑いました。
どんだけ小ネタを散りばめているんですか〜
幻蔵では解像度の問題で、絶対気付かない小さな背景まで描き込むとは恐るべし、小路啓之


次は幻蔵では未読だった「甘い運命」の小ネタを探し回ります。
まずは最初のコマに、新郎新婦の人形の代わりとしてトラッキー&シスタージャビット
ジャビットの女の子版は、ジャビ子じゃなくてシスタージャビットと言うらしい…
凄いカップリングを冒頭で描く漫画だ!
この「甘い運命」では、チャーリー浜がバツ4だと知ったり、スベリ知らずの一輪車芸人ミスターボールドを書いたりと
かなり関西芸人を取り上げているな〜
劇中で犯人が投獄されている刑務所が西神刑務所だったり、白鳥ボートの管理会社がTAKO LINEだったりと
かなり神戸と明石を意識した舞台設定になってる。
ぜんまいざむらいとか出てきてるけど、小路さんのチェック範囲は広いな〜
こんな番組なんて言われるまで存在すら知りませんでしたよ。一日5分ずつ放送してる…
素晴しいネタとしては、コイントスがトイレに落ちた時の

何立ってのクララ? このタテ社会め!!

それから登場するワインの品名が「かぼちゃワイン」だ!
この前フリがあったから、その後出てくる「春助くんだーい好き!」が生きてくるんだ。
WEBコミックだと小さくて気づきませんよ〜
片腕女のドラゴンとか、楽しいネタも好きだなあ。


最後に、かげふみさん1巻をフェア開催店で買った時に付いて来るメッセージペーパーをどうぞ

そして、小路啓之短編集も一緒に買えば付いて来るミニ色紙はこんな感じ

がじゅ丸さんの服はブルーかと思っていたけれども、実は臙脂色だったのか。
小路啓之さんの本を買うならフェア開催店で!
メッセージペーパーは単行本に挟んでいないので、買う時にレジで一声かけて願かけて〜