文帝曰く

それはむちゃくちゃ

たまに爆笑ネタが載っている『神戸新聞』から

波浪を越えて 日出る国の使者<2>
“幻の”派遣
日本側の記録には残らず

第一回の遣隋使だったかもしれないが、日本書紀など
日本側の記録は全くない。
「使者が恥をかかされたと感じ、編者が記録を残さないよう配慮したのだろう」
と熊谷公男東北学院大教授(日本古代史)は話す。
隋書によると、日本の習慣を聞かれ、使者は
王は天が兄、太陽が弟。夜の明けぬうちに政治を行い、太陽が昇るとやめる
と答えた。
文帝は「それはむちゃくちゃ
とあきれ、改めるように言ったという。
「天や太陽が兄弟と言えば一目置くと考えたのだろうが、逆効果。
文帝に中国流の政治を学べと言われ、恥かしい思いをしたのかもしれない」
と熊谷教授。
以下略
神戸新聞・6月30日夕刊5面より

小さい囲み記事だけど、まさか歴史ネタで笑うとは予想もしなかった。
前フリの「天が兄、太陽が弟」が効いてて、オチの台詞が生きているな〜
まるで吉本新喜劇を見ているみたいだった。
文章量の関係で端的な台詞になったと思うけど、この台詞を選ぶ編集者のセンスが素晴しい!
また面白いネタを仕込んでくれるかな?


同日の14面に『ライトノベル界、兵庫ゆかりの若手作家が席巻』の記事が
兵庫県の作家と言えば、大久保町の母・明石聖人と謳われる田中哲弥も紹介して欲しかった。
若手作家には入れてもらえないのかな?
先日は、月亭八天のコラムにも田中哲弥の名前が登場したので
大久保町シリーズが、神戸新聞に紹介されるか楽しみに待っていますよ〜