今賀VSヘタレ
息子よ
よくやったね
- 作者: 相原コージ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2006/07/28
- メディア: コミック
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巻を追う毎に、その内容の濃密さが増してきています。
この3巻ではゴリラVSスイギュウの決着編と、イヌVSオオカミの激闘(未完)を収録。
イヌVSオオカミ編は、確かあと1・2話で決着したはずだが
あえて収録しないという心憎さ…
4巻の登場が心待ちで仕方ありません。
巻またぎで決着させるのではなくて、対戦模様をきっちり収録して欲しい!
それはそれとして、内容の方ですが
これがまた素晴しいの一言に尽きます。
動物同士の戦いに、こんな心躍るなんて思いもしなかった。
特に、今巻は感動モノの決戦が2話続きます。
コンガとヘラタレスの技の応酬に感涙。
一体誰が、ゴリラと牛に柔術対決をさせようと思いつくでしょうか?
相原コージの着眼点が凄いや!
そして続く、イヌVSオオカミの熱い心理戦も見事だった。
どの戦いも最初は技術戦で、色んな技を駆使するけれども
最後は、意地と意地とのぶつかり合いのプライドバトル。
BOUT47「絆」の回では、またしても涙がこぼれそうになる。
颯爽と登場した義手&傷だらけのセーラー服女子高生(パンチラ有り)の一枚絵に感激。
ひょっとして、これが「萌え」という感覚なのか!?
相原コージの絵がこんなに可愛く見えたのは初めてだ。
そして続く台詞は、目頭の熱さを拭い取れません。
やっぱりね自分の愛犬がボロボロにやられてさ 気力も体力も全部使い果たして もはや1ミリたりとも動けないようなグロッキーになった時でも おれが一声かけるとシャキッって立ち上がってね また必死に相手に喰らいついていくんだ グロッキーになっている愛犬に対して「立て!!」って 厳しいことを言う自分だからこそ 自分自身が人生のどん底に落ちて息も絶え絶えになったとしても 「もうダメだ」とあきらめたりせず 「なにくそっ!!」って立ち上がり 困難に立ち向かっていかなければならない! と思うのさ闘犬はそんなことを俺達に教えてくれるんだ By東日本土佐犬親睦普及連合会 理事長 須藤照明 氏
この台詞こそが、真・異種格闘大戦の芯となりうるべき台詞だ。
あきらめずに相手に喰らいついていく、その心が野生で生き残るただ1つの道。
これまでの試合の流れをまとめると
第一試合
ヒト(人類最強格闘技) ● VS ○ カバ(鉄壁の肉)無傷
第二試合
オオアナコンダ(最長生物)● VS ○ ヒクイドリ(伝家の宝刀)重体
第三試合
インドサイ(天然要塞) ● VS ○ ライオン(ウォーリア)無傷
第四試合
ナイルワニ(完全生物) ● VS ○ シマウマ(革命戦士)満身創痍
第五試合
アフリカスイギュウ(強運)● VS ○ マウンテンゴリラ(柔術家)軽傷
第六試合
ハイイロオオカミ(野生魂) VS 土佐犬(全日本土佐闘犬チャンピオン)
と、ココまでが判明。
雑誌では、次の戦いが始まっています。
第七試合
アフリカゾウ(王者の風格) VS ヒグマ(サンピンヤクザ)
そして残るは一回戦最終試合の
第八試合
トラ(密林の王者) VS クズリ(動物のクズか!?)
多分、年末ぐらいに発売される4巻では、オオカミVSイヌの結末。
ゾウVSクマの死合い。さらにトラVSクズリも収録されると思うが実際にはどうなる事やら…
1巻のトレーディングカードは、この三枚でした。
2巻のカードは、この三枚だ!
今回の3巻で明らかになったカードは、この三枚。
コンガはバランスが取れて非常に良い感じ。
なぜゴリラが柔術を身につけているのかは、おいおい語られるであろう。
と書かれているので、2回戦以降での再登場が非常に楽しみ。
背中に描かれた「G」の文字は、はたして何を意味しているのか?
多分GORILLAのGだと思ってますが…
「そのとーり!」
と、肯定ペンギンも認めるベタネタでしょう。