当方モツ増量中(大脳もあるよ!)

中曽根首相…何を命じたのですか!?

          ジャンポ
狂った巨象が牙をむき、
乗り合わせた五百二十人の生
命を一瞬のうちに奪い去った

渡辺文樹御巣鷹山のポスターと見所をお知らせしているコーナーの御時間です。
日が経つにつれ、記憶の底へ消してしまいたい印象のある御巣鷹山ですが
何とか思い出しながら書き進めたいと思います。
今日の注目点は、中曽根首相。
あの味わいのあるヒゲ老人は、そうそう居ない人物ですよ。
100%に近い比率で、素人が結集している映画だけあって
画面に映る人物の新鮮さといったら、他に類を見ません。
オール初見の人間ばかり。
その中で、一番の輝きを見せているのが中曽根首相です。
お爺ちゃん好きには、たまらない造形の深さがあります。
今の日本のCG技術を持ってしても再現不可能と思われる、シワとヒゲ。
第二の福本清三と言っても過言では無いでしょう。
そんなヒゲ中曽根首相のアップが多用されているのは、御巣鷹山だけ!
多分、素人のお爺ちゃんなので、他の映画では見れません。見るなら今しか無いですよ〜
どこで上映されるか判らないのが、渡辺映画の弱点であり魅力でもある。


今日は『チャンピオンRED』の発売日。
先月の予告には入っていなかった、木々津克久の新作読み切り「フランケン・ふらん」が登場!
また再び、木々津克久の漫画が読める喜びといったら!!
前回載ったのは、去年の8月か。一年ぶりの再登場だ。その時には

入院していました。リハビリなど病院の皆様にお世話になっております。

と言うコメントを残していたので、あれから一年、通院生活を送りながら
このフランケン・ふらんを思いついたのかも。

重要なのは
ソフトフェアとユーザーよ

ホラー漫画で、サイバーSFの本質を突くとは見事な展開だ!
あなたのゴーストは何処にあるの?
草薙素子が耳元で囁きそうだ。
ホラーだけじゃなくて、SFもイケそうな予感。
でも、木々津克久にはメタリックな電子音より、不敗臭漂う真夏の夜風の方が似合ってますから。
主人公のふらんちゃんは、頭部を離して体だけで仕事をするという
昔懐かしい、Dr.スランプ・アラレちゃんを生身の体で実演。
ふらんちゃんの生みの親・斑木直光博士は、かつてマガジンワンダーに掲載された
まだら奇譚〜夏来る蝶〜と、何か関係があるのかな?
それとも単に、木々津克久さんが「まだら」って単語がお気に入りなのかも。
いずれにしても、再登場&連載化を心待ちにしております。


今月号は新連載や読み切りが多く、充実した内容だった。
特に大和田☆秀樹のドスペラードが秀逸!
登場人物の名前が、感染症病研究で御馴染みパスツール
小悪党の顔でお馴染みのブシェミ。とか笑わせてくれます。
ブシェミが出てきたんだから、ヤクザ映画漫画としてはタランティーノも登場するでしょう。
なんせ、漫画のタイトルがデスペラード [DVD]ドスペラードですから。
ナイフ使いのダニートレホとか、最新作から盲目の男ジョニーデップまで色々と出てきそう。
主人公の妹は、セーラー服だったので、その内にモーニングスターなんかを振り回すんだろうなw
1話だけが掲載されたのに、こんないっぱい妄想が膨らむなんて素敵な漫画だ!
次回からも大和田秀樹の漢っぷりを、とくと拝見させて頂きます。


今月のシグルイ
藤木は空気を読めない男だな。
牛股が死んでしまったら、藤木は嫌なヤツとしか思われなくなるのでは?
そこが若先生の狙いかもしれないけど…

海亀が常に塩分を排出していることを知らぬ者にとっては

相変わらず容赦の無いナレーションぷりが素敵です。
ところでシグルイフィギュアが完成した模様ですが、去年の百問百答で当選した時の景品
シグルイ特製グッツは、これの事なのでしょうか?
3500円(税別)はとても買う気にはなれませんが、貰い分には嬉しい一品です。


ゲートランナーは、本当に来月終わっちゃんだ…
毎月楽しく読んでいて、単行本も買おうと決意していたけれど
こうも簡単に打ち切られると、逆に買う気が失せた。
古本屋で2冊セットで並ぶ日が来たら買うとしますか。
こんなに面白いのに、何でおわっちゃうんだろう?
それが、チャンピオンREDの不思議な所。