芸人たちの鎮魂歌

前売りチケット特典の手拭

昨日行きそこなった、寝ずの番を観に劇場まで。
面白い予告編はTVでは放送できないので
寝ずの番powered by ココログ』(←音が出ます)で、完全版の予告編をご鑑賞を!
認知度が低いのかと思ったけど、結構お客さんが来ていて楽しい雰囲気で映画を観れました。
この映画を、一言で表すのであれば
           ちんこうた
芸人たちの鎮魂歌
で、どうでしょうか?
卑猥なエロではなくて、楽しい下ネタ愉快な仲間たちって感じで良かった!
監督であるマキノ雅彦の寸止め感が功を奏して、誰もが楽しく観れる映画に。
パンフレット(600円)を読んでみると
映画の台本段階で、去年亡くなった桂吉朝さんが全面的にバックアップしていたとか。
落語家の私生活とかをアドバイスしたみたいで違和感が無かった。
そして、この映画で良かったのがミキプルーンこと中井貴一
これまでは、眉間にシワを寄せる真剣な演技しかしてなかったけど
今回の映画の様な、喜怒哀楽を十二分に表現できる役が一番似合っている!
それに、一番弟子の橋次こと笹野高史も最高。
この売れてない運の悪い落語家を好演。本当に、こんな落語家いそうですよ。
関西一円の落語好きは、是非この映画を見に行くべし!
予告編にも使われていた音楽「Don't Worry,Be Happy」が
エンディングにフルコーラスで流れていて、とてもパッピーな気分になれた。
アマゾンの方で元歌の方が試聴出来るので、ちょっと聴いてみて下さいな。
Don't Worry, Be Happy 作曲Bobby McFerrin
この口笛で始まるナイスな曲は、どこかで聞き覚えがあるはず。
曲をカバーした『A-cappellers』の歌声も良かったなぁ
ただ一つの誤算は、寝ずの番のサントラが発売されてない事です…
どうか「Don't Worry,Be Happy」と映画内で歌われる艶歌が入った
ベスト・オブ・寝ずの番を発売してくれないかなぁ
やっぱり、あの歌をCD化されるのは役者としては嫌なのかな?
それともCD化しても、金太の大冒険みたいに放送禁止のお蔵入りの可能性が高いので
各音楽業界も二の足を踏んでいるのでしょうか。
せめてA-cappellersのカバー曲だけでも、シングル販売してもらいたい。