トッティって呼んで

セクシーボイス・トッティントン飯島

先週見逃してしまった『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ』吹き替え版を観て来ました!
本当は欽ちゃんが、どんな声で演技しているのかを注目する予定でしたが
思いのほか飯島直子トッティントンが良かったので、後半は飯島ボイスにメロメロでした
このウォレスとグルミットを字幕版で観に行く理由が判らないですよ。
日本語版がこんなに面白く、かつセクスィーな出来栄えなのに
午前中メインでしか、吹き替え版を上映しないなんて…
はっきり言って、アニメやアクション映画は泣く様なシリアスシーンに期待して無いので
思いっきり面白おかしく楽しむには、日本語吹き替え版が一番ですよ!
ウォレスト役の萩本欽一さんは、今回の映画をさらに楽しませる為に
台本にはないアドリブで

「なんで、こ〜なるのっ!」

を入れたのですが、製作会社の方でカットされたとか…
欽ちゃんの吹き替えで期待しているのは、この台詞なのに!
素人が思い付きで入れたのではなく、笑いのプロが自信を持って入れた台詞なんだから
それは尊重して欲しかったな。
やっぱりアカデミー賞を取ってしまったので、原作に忠実に再現して見てもらいたかったのかな?
しかしながら、あえて言おう。
日本の吹き替え技術は世界一なんだから、どんどん言ってない台詞を盛り込んで
100%の映画を120%楽しめる様な日本語吹き替え版を制作して貰いたいものです。


で、肝心の内容の方ですが
これが意外と、ストーリーが練られていて面白いんです。
ただ単に、野菜畑を荒らすウサギを捕まえるだけの映画と思っていたんですが
普通のウサギ以外に、謎の大ボス・巨大ウサギが登場して
それを如何に捕まえるかを考えるミステリー仕立て。
OPの、ウサギ発見→警報装置作動→ウォレス&グルミット出動!
のシーンにもネタが仕込まれていたなんて。
もう、ピタゴラスイッチ好きな人間としては、あのギミックはたまりません。
ラストバトルでも、真剣なカーチェイスの合間に、小ボケを挟む憎い演出が。
これはお笑い好きにもご推薦する作品ですよ。


この映画において、一番の見所(聞き所)と言えば
レディ・トッティントンこと、飯島直子さんの吹き替えでしょうね。
マダムの色気と未亡人の背徳感は溢れる魅惑のボイス。
これはウォレスだけでなく、観客席のお父さんも惚れますよ。
フランスパンみたいな髪型で、歯が出ている独特の世界観の人形ですが
飯島ボイスによって、バストが20CMぐらいアップしたと錯覚させてます。
映画が進むごとに、あの人形の唇が愛らしくてたまりません。
トッティントンの流し目すら色気を感じさせますよ。
監督のニック・パークも、この日本語版を見れば
トッティントンのセクシー度アップに度肝を抜かれるでしょう。

この声を待っていたんだ〜

との嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
この飯島ボイスを聞く為だけでも観に行く価値は大ですよ。
4月の映画の日に観に行く事をオススメします。
幸い4月1日は土曜日なので、お仕事が休みの方は少々早起きをしてでも
朝から上映している日本語吹き替え版をご覧下さい。