原田選手の部屋のスーファミが何のカセットだったのか気になる

元気があれば二人で飛べる

昨日行けなかった『スキージャンプ・ペア』を観に行く事が出来ました。
昼ごはんを食べて、腹ごしらえ万全で1:50の回で鑑賞。整理券ナンバーは14。
予告編が始まってからもパラパラと人が入ってきたので、合計25名ぐらいかな?
この映画は久々のヒット!
フェイクドキュメンタリー界の金字塔となるべく一本になるべく作品。
ツッコミが一切なく淡々と小ボケを積み重ねていくボディブロー映画になってた。
このツッコミ不在のボケワールドの完成形を見た!
去年の怪作「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」に通じる映画。
劇中人物が真剣に物事を語れば語るほど、常識とのギャップに笑いが込み上げる。
本来は、スキージャンプのCG部分だけが笑う所と思ったけど
実写パートの方が、笑い所満載で面白過ぎ。
観客の中に、親子連れが居たけど、子供もゲラゲラ笑っていたので
あのシュールな笑いの世界は、どこでも通用しますよ。
ランデブー理論の産みの親・原田敏文が熱弁を振るうシーンや
ドイツのスキージャンプ界皇帝ステファン・ヴィドヘルツルのインタビューなど
馬鹿馬鹿しさ満載で笑わずにはいられません。
劇中の笑い所は、何度も登場するチューチューアイス。特にパピコ最高。
中でも一番のヒットは、原田選手(弟)にサインをねだる小学生。
カメラの前に「ピース。ピース」と乱入してくる所など、ドキュメンタリーぽくて良いのだが
その子供たちをドツボにはめる罠が…
原田選手(弟)が握り締めたペンを走らせた場所とはッ!
サインを貰って大喜びした子供が、ションボリとしながら画面から消えてシーンが最高w
こういった笑いを狙ってくるとは侮りがたし真島理一郎監督。
他にも3度目の正直論など、1発2発と同じ様なシーンを繰り返しながら
3度目で笑わすと言う、ベタな演出もイカします。
スキージャンプ・ペアは、笑いの何たるかを全て詰め込んでいると言っても過言ではない。
ベタゆえに笑え、ベタゆえの感動も待ち構えている素晴しい映画だ!
2006年度のべスト3入り間違いなしの傑作。
上映規模は小さいですが見逃す事無かれ!
今すぐ劇場へ足を運びましょう。


映画とは直線関係ないけど、笑った話題が1つ。
神戸新聞』で、トリノオリンピックの特集をしたページに広告が!
下段右側は、オリンピックでの暗殺を描いた映画『ミュンヘン
その隣に、同じ大きさの広告でスキージャンプ・ペアの広告が載ってて笑った。
しかもスキージャンプ・ペアの上には、スノーボードアルペンスキーの実際の選手の写真が。
この誌面構成のアイデアを考えた記者に座布団を一枚進呈。
5枚集めるとクリスタルヒトシ君をプレゼント致します。
さらなる面白い紙面作りに励んでください。