復活の狼煙、終焉の幕開け

後ろ向きサッカーコメディBy玉置一平

ヤングサンデー増刊』を購入。
玉置一平』の読み切りを楽しみで、その短編で再び痣丸スレを盛り上げようと思った矢先
スレッド自体が削除されて計画が頓挫…
そんなこんなで『【日は落ちた】源平天照絵巻†痣丸【七月号の話だ】』スレは闇に消えました。
最終話掲載以来半年間応援し続けましたが、ここらで潮時の模様。
個人の力は余りにも無力でした。しかし今からでも遅く無いので
源平天照絵巻痣丸 4巻 (4) (MFコミックス)を、ネットで購入してくれる人が増える事を切に願うばかり。
まぁ作者のHPで、2年後ぐらいに再開の可能性が(『日記10月20日』参照を)あるので、それを信じて待つばかり。


目当ては、玉置一平の「私だけのキャプテン」でしたが
それ以外の読み切りも、すこぶる面白かったので、これは良い雑誌ですよ。
難点があるとすれば、アンケートプレゼントがアイドルテレカかクオカードって事かな。
そこまでテレカは集めてないな…クオカードは使い道あるから良いか。
で、中身の方ですが、これが純粋培養された童貞魂エキスが満載で
なかなか濃ゆい漫画を堪能させてもらいました。
前半の「オウンゴール大石普人」「合コン梁山泊:横山了一」「愛の嵐:青旗のぼる」
この3連チャンでテンションが上がるか下がるかで、雑誌購入の目安となります。

あの…これ… お役に立てるか分りませんが…

と手渡されたヨダレかけが、前半の山場です。
「族:安部潤」も手堅く良い作品だ。
そして「私だけのキャプテン:玉置一平」の出番。フェチズムの集大成と言った所か。
この作品だけが脱童貞漫画w
「コンビニ妄想Night:中島きよら」A面B面と同じストーリーを2度語る設定だけど
特に、変わったオチとか無し。しかし溢れんばかりの童貞エキス満載
「太田家・鳥渕佑紀」新人賞に入選しただけあって面白い。
まるで、小田扉のデビュー作「話田家」っぽい淡々とした家族模様。
でも、小田扉独特の小学生ギャグが無いシンプルとした作り。
これからどういった方向性で伸びていく漫画家になるだろうか?期待していこう
「Shall we Sex・足立トシノブ」またここに来て滲み出る童貞魂。
この雑誌が漢のロマンで作られているのを再認識できて良かった。感動している場合では無い。
「家族のカタチ・オノヒロアツ」いきなり廃れた感じの見開きで、描き込みを見せ付ける
並大抵の画力ではない持ち主。
絵は上手いけど、キャラが薄いなぁと思い読み進むと、途中でホロリ。
ここから先で、キャラがドンドン活きて輝いてきた。
ストーリー作りも上手いので、これからの活躍を楽しみにしたい。
「青春ウォーカー・佐藤周一郎」ベタに面白いサッカー漫画。色んな事を詰め込もうとしている。
どうせなら、アクの濃い人間一人に振り回せる方が、物語がシンプルになると思う。


はたして、この増刊号の結果が良くて、本誌で活躍を見せる人間が何人出てくるのか?